新「医療の常識」を疑え!

今週発売の週刊文春の健康特集からですが、医療の世界では、正しいとされていたことが、手のひらを反すように変わることがあるようです。
ここに抜粋して紹介させていただきますので、ご参考下さい。

■血圧の新常識
 ふつうに健康な60歳以上の人の病院外来で測る血圧は、150未満であれば治療しなくてもいいとされました。
 「血圧は朝飯前と寝る前に測れ」血圧計を買って、家で測る必要がある。

■薬の新常識
 コレステロール低下薬(スタチン)は年齢に応じてやめられる薬です。高齢者はいろいろな病気を持っている人が多く、たくさんの薬を服用しているため、薬の相互作用のリスクなどを考えると、心筋梗塞になったことがなく、糖尿病もない方は優先順位を考えてスタチンの服用を見直してもいいでしょう。スタチンには、筋肉痛や筋力低下などの副作用がある。
 SSRIとSNRIという坑うつ薬やPPIという胸焼けや逆流性食道炎の薬が骨粗しょう症を促進することがわかりました。服用する場合には短期にとどめたほうがいいでしょう。
 カルシウムやビタミンDのサプリメントを飲んでも骨折のリスクは下がらない。骨量を増やすには、カルシウムの豊富な肉や魚、野菜をシッカリ食べて、適度な運動をすること。日光にあたることも重要。

■目の新常識
 ブルーベリーを食べれば目の機能が改善するというエビデンス(科学的根拠)はない。それより網膜中心の黄斑部にある、ルテインやゼアキサンチンといった成分が重要です。
 ビタミンC摂取量の多い人ほど白内障の発症リスクが低く、手術を受ける人も少ない。

■歯の新常識
 食後すぐに歯を磨くことが、必ずしもいいとは言えない。唾液を流してしまう。唾液には、食事によって酸性に傾いた口の中を中性に戻し、食事によって溶けた歯の成分を補う再石灰化の作用があります。
 歯を磨きすぎると歯が削れ、歯垢がたまりやすくなり、歯周病になりやすくなる。
 口の中の健康が、健康寿命に直結します!



    グルカン坊やの一言・・・・サプリメントはエビデンス(科学的根拠)のあるものを選びたいですね(^0^)