東京えっちナイト 5

Pocket

遼一の手が上下に揺れると、宇宙の腰も自然と浮いた。

 

遼一の手が与えてくれる特別な快感を、目いっぱい感じて喘いでいた。

 

クチャクチャッと、手が上下に揺れるたびに淫らな音がする。

 

その音を聞きながら、宇宙の快感がもっと増していく。

 

「宇宙はここをこうされるのが、好きだよね?」

 

亀頭の部分で指を止め、張っているそこを何度も指の腹で弄る。

 

「あっ・・・あんっ・・・遼ちゃんーん・・・・・」

 

「それと、ここもこうされると感じちゃってたまらない?」

 

と言った遼一の指が、先端の割れ目に小指の先を挿入する。

 

「あぁぁ・・・・・」

 

小指はギリギリまで入るそこで止まってしまうが、宇宙に与える快感は最高潮に達していた。

 

小指を上下に動かし、クチュクチュッと音を立ててやると、宇宙は腰を左右に振って喜んだ。

 

「あんっ・・・あっ・・・あっ・・・だめぇぇ・・・・・」

 

遼一のもう片方の手は、根元の部分で上下に動いている。

 

上と下からの刺激に、宇宙は呆気なく果ててしまう。

 

「あんっ・・・イッちゃう!」

 

宇宙のひときわ大きな声。

 

その声が発せられると同時に、小指が挿入されている先端から白い体液がドピュッと飛び出す。

 

その勢いで、小指が押し出される。

 

「あぁぁぁーーーーーーーっ」

 

絶頂を極めた声が、マッサージルームに響く。

 

ピクピクッと、白い内股が痙攣する。

 

「もうイッちゃったの?」

 

わざと呆れるように、遼一が言う。

 

顔を見ると、少し笑っているようだった。

 

わざとイクように愛撫しておいて『もうイッちゃったの?』と呆れてみせるなんて、遼一の意地悪。エッチ。

 

「いま、エッチって顔したな?」

 

遼一は、指先で白い飛沫をオイルで混ぜながら、クスッと笑って言う。

 

宇宙はどうして分かっちゃったんだろうという顔をして、恨めしそうに遼一の男前の顔を見上げた。

 

どこからどう見ても大人の魅力に溢れているステキな遼一。

 

こうして見ているだけでも頭の中がポーッとしてくる。

 

エッチな遼一も、大好き。

 

「だって・・・」

 

「私はエッチだよ。宇宙のことになるとエッチになる。宇宙のすべてが欲しいから、宇宙のすべてを見たいから、だからもっとエッチになるんだ。分かった?」

 

「ーーーーーーうん」

 

顔を赤らめて、恥ずかしそうに宇宙が返事をする。

 

こういうときの遼一は、決して反抗できない帝王のような威圧感を持っていた。

 

あの一件が、遼一の中で眠っていた修羅の心を目覚めさせ、本当の遼一をあらわにしたのがきっかけだったが、宇宙はそんな遼一も腰が砕けてしまいそうなくらい好きだった。

 

優しい遼一も好き。

 

でもエッチで強引で、さまざまなことを命令してくれる遼一はもっと好きだった。

 

「今の返事はとてもよかったよ。素直で可愛くていじらしくてーーーーー」

 

「遼ちゃん・・・・・」

 

「その潤んだ瞳もとてもいい。すごくそそられる。もっともっといろいろなことをしてあげたくなる。こんなことも・・・・・・」

 

と、言った遼一の指が、ヌルンッと滑るように宇宙の蕾の中に入っていく。

 

「あっ!」

 

あまりにも突然のことだったので、宇宙はびっくりしたような声を上げ遼一を見上げた。

 

「遼ちゃん・・・指が・・・入っちゃってる・・・」

 

蕾の奥深くまで、中指が一本入っている。

 

「入れたんだから入ってるよ。ほら・・・」

 

「あんっ。あっ・・・ヌルヌルして・・・動いてるぅぅ・・・」

 

宇宙が、ベッドの上でのけ反って喘ぐ。

 

腰が自然に浮いて、前後左右に動いてしまう。

 

昨夜もずっと遼一の分身を迎え入れていた蕾の内部は、熱くとろとろに溶けていた。

 

その延長からか、挿入された指を難なく受け止め、時折キュッと締めつけてしまう。

 

「そんなに締めたら動かせないよ。もっと緩めて・・・」

 

「そんなこと言われても・・・あんっ・・・無理・・・あぁぁ・・・・・ 」

 

「無理じゃない。ほら・・・ここから力を抜いて・・・こっちに集中してごらん」

 

遼一がここと言った箇所は蕾で、こっちと言った部分はいまだに衰えることのない分身の先端だった。

 

気がつかなかったが、いつの間にかまた先端の割れ目に小指が入っている。

 

「あんっ・・・そっちもだめぇぇ・・・・・・・」

 

「どうして?宇宙は挿入されたままここを弄られるのが大好きでしょ?」

 

「あぁーん、いやいやっ・・・そんなことない・・・」

 

「正直に言わないと、ずっとこのままにしてるよ。いいの?」

 

遼一の言葉には、いやらしい冷たさが含まれていた。

 

その冷たさが、ゾクリとするぐらい心地いい。

 

「あっ・・・あんっ・・・このままはいやっ」

 

「だったら正直に言いなさい。宇宙はこっちに指を挿入されたまま小指を突っ込まれるのが好きでしょ?」

 

「あーんっ、好きっ。大好きっ。蕾に指を入れられて・・・先端に小指を入れられるの大好きっ。もう・・・どうにかなっちゃうぐらい好きなのぉ・・・・・」

 

そう言った宇宙の瞳に、涙がうっすらと浮かんでいる。

 

指をのみ込んでいる腰は相変わらず、いやらしい動きをくり返していた。

 

遼一が、ふふっと満足げに笑う。

 

「そう、それでいい。私は素直な宇宙が一番好きだよ」

 

「あんっ・・・遼ちゃん・・・遼ちゃーん・・・・・」

 

宇宙の蕾に挿入される指が二本に増やされ、そして挿入される。

 

「あぁぁーーーーーーっ」

 

ズルッと音がした二本の指は、一気に奥深くまで挿入した。

 

中は、まるで蝋で溶かされた蜂蜜のように熱くヌルヌルしている。

 

それは女性の愛液よりも、もっと濃厚なヌルヌル感だった。

 

「宇宙、どこが一番気持ちいい?」

 

遼一は、意地悪な質問をしてみた。

 

宇宙は身体をくねらせて喘ぎながら「全部」と言った。

 

「全部じゃ分からないよ」

 

遼一が言う。

 

宇宙は、気持ちよくてどうにかなってしまいそうな感覚の中で、必死にどこが気持ちいいのか探っていた。

 

だがそうやって探れば探るほど、どんどんそこが敏感になっていって、もっと感じてしまう。

 

「あぁぁ・・・いいっ・・・。全部・・・感じるっ・・・」

 

「だから、全部じゃ分からないって」

 

くすっと柔らかく笑いながら、遼一が言う。

 

宇宙は狭いベッドの上で肢体をくねらせながら喘ぎ、そして首を振る。

 

蕾に挿入されている指先が、一番感じる部分を何度も突っついていたのだ。

 

しかももう片方の手は、勃起した自身の割れ目を出たり入ったりを繰り返している。

 

パンパンに張り詰めた宇宙自身は、今にも爆発しそうだった。

 

「もう・・・どう・・・にかなっち・・・ ゃうっ!」

 

宇宙が、とぎれとぎれにせつなげに言う。

 

意識を保つのがとても苦しい状態だった。

 

チョットでも気を緩めればイッてしまって、その拍子に意識を手放してしまいそうだった。

 

「指を増やしてあげようか?それとも、このままもう一回、イク?」

 

遼一の言葉には、愛しさと意地悪さが入り交じっていた。

 

宇宙は涙ぐんだ瞳でじっと見上げて「ううん」と言って首を振る。

 

どっちも嫌だと言いたかったのだが、遼一には通じなかった。

 

「そうか。もう一本、増やしたいのか」

 

「ち、違うっ・・・あっ・・・遼ちゃん・・・だめっ」

 

遼一の指が、ズルッと抜ける。

 

その隙に宇宙が必死に脚を閉じようとする。

 

だが下半身からはすっかり力が抜けていて、脚を閉じるどころか、膝を立てることもできなかった。

 

遼一はそんな宇宙の両脚を持ち上げ、自分で抱え込むような格好をさせる。

 

こうすると、もっと蕾が見えて、しかも奥深くまで指が入りやすかった。

 

オイルが、白いお尻を伝ってベッドのシーツに落ちていくさまがよく見える。

 

「いやらしい格好だな、宇宙。お前の恥ずかしい部分まで丸見えだぞ」

 

と、その格好をさせた遼一が詰るように言う。

 

宇宙はその言葉を聞いて、耳まで真っ赤にさせて首を横に振った。

 

「いやいやっ・・・いやっ・・・・・」

 

「私の指を二本ものみ込んでおきながら、まだ足りないと言って口を広げている。ほら、ピクピクしてる、分かるだろう?」

 

と、指の腹で蕾の入り口を愛撫する。

 

するとさっきまで開いていた蕾は、すぐにピクピクッと反応を返して口を広げた。

 

「宇宙の蕾は本当にいやらしい蕾だな。こんなにいやらしい蕾は珍しいよ」