今日は、松本市での波動の体験会と施術会でした。(FBでの10月15日の記事より)
午前中は波動の話と波動体験会。
そして午後は施術会です。
数名の方を順次、診させていただいた後、最後に遠方から来た方を診ることになりました。
その会場の会社の支社長さんの知り合いのようでして、支社長さんから、
「この方を、ちょっと診てもらってもいいですか?」
と言われました。
それなので、
「良いですよ」
と条件反射のように、返事をしました。
丁度こちらの区切りの良いところで、診させていただくことにしました。
施術は、対面で椅子で向かい合ってやったり、立ってやったりしていましたが、その様子を見て、その方も、してもらいたくなったのでしょう。
その方は、ものすごく分厚い手と、大きな大きな分厚い身体をしている方でした。
しかし、こちらに歩いてくる姿を見ると、身体は前かがみで、しかも右方向に傾いてしまっています。
見るからに身体の痛み、苦しさを抱えている様子が伺えます。
大変だな～と思うと同時に、岩のように分厚い身体は、どのように扱ったら良いのか、一瞬迷いました。
手の大きさは、私の倍くらいありそうな感じです。
建築業を営んでいるのだそうですが、見るからに土木屋さんです。
聞きましたら、全くその通りでした。
同年代の方ですが、若い頃バイク事故で、腰を強く打ってしまい、手術をしたのだそうです。
そうしたら今度は手術の影響か、右半身がしびれて、思うように動かないのだそうです。
腰から足先の感覚も、麻痺しているそうです。
反対の左足もその影響で、上手く動きません。
両手も硬くて、可動域も何もあったものでありません。
ガチガチです。
その後、色々な医療、そして良いという噂があれば、整体も含めてあらゆるところに通われたそうです。
でも、どこも治してくれるところは無かったそうです。
その話を聞いて、正直ビビりました。
他所で治らないから、こちらでも結果出なくても当たり前なのか、こちらで結果が出たら凄いことなのか・・・
とにかく複雑な心境で取り組みました。
身体がとにかく大きくて、体重もあります。
そのため立ってもらうにしてもその人にも、凄く負担が掛かりそう・・・
と思うと、
座ったままでの状態で、出来るだけ地味な手法ですることに決めました。
まず肩ですが、エネルギーの滞りの改善と、背中にある数カ所の筋肉の硬直を取り除いていきます。
見た目は、単なる摩るだけの方法ですが、実際には奥深いことをしています。
全てに波動の原理を織り込んでいます。
そうしたら、肩の可動域が改善されました。
硬直していた肩が、だんだん楽になってきたのです。
さて、問題の腰と足です。
足は、腰と足は痛みがひどいのですが、特に末端の指先は感覚が麻痺しています。
脳からの神経の伝達がどこまで行っていて、どこから麻痺しているのかを、調べなくてはなりません。
まずは、腰椎5番から下に神経伝達が出来ていないことが分かります。
分かった順に、少しずつその麻痺しているルートを辿っていきながら、改善をしていきます。
腰椎から、改善する毎に身体の痛みを聞いていきます。
少し和らいだが、今度は別の場所で痛みがある、突っ張りがある、しびれがあると言われます。
しばらくはその繰り返しです。
さすがに、施術する側も、果たして改善出来るのか、自分自身に対して、半信半疑になっていきます。
でも今出来ることは、この繰り返してやり続けることしかありません。
腰から足の末端まで、細かく細かく、エネルギーの落ちているところ、神経の伝達が落ちている箇所を出来るだけ分かる範囲で、丁寧に追いながら改善をしていきます。
そうして、断線している? 神経のルートを目覚めさせながら、全体の神経が繋がるようにやっていきます。
途中から、もう何も聞かないで黙々と改善をしていきます。
大体こんなところかなと思い、反応もほぼマイナス反応が無くなったので、タイミングをみて、
「立ってみて、足腰を動かしてみてください」
と言いました。
その方は、立って身体を動かしました。
「あっ、どこも痛くない」
と言われたのです。
姿勢も良くなっています。
姿勢も伸び、肩甲骨の歪みもいつの間にか整っています。
歩き方も良くなっています。
周りの人も、付き添いの方も驚いていました。
奇跡を見た思いなのでしょうか。
大変感動もされていました。
付き添いの方で、涙を流している方もいました。
それは、30分前後出来事でした。
椅子に座ってもらっての対面での施術でしたが、今まで何年も、何十年も引きずっていた痛みが消滅したのです。
私自身は、周りの人の様子に感動したと言うよりも、ホッとして肩の荷が下りた気がしました。
プレッシャーから解放されました。
本当に良かったです。
どんなに難しい症状でも、やれば何とかなる。
もちろん、そのための技術力は必要です。
今日は最後に、一番難しい方を診ましたが、結果が出て、本当に良い一日となりました。
一日一日が、自分自身への限界への挑戦であり、勝負です。
それはそのまま自分自身の、能力アップに繋がって行きます。
私にとっての、自分に打ち勝つこと = 相手の方をきっちりと治すことです。
今日も、そういった意味では、今日の勝負に勝てました。
今、松本からの帰りの列車内で、この記事を書いています。
明日、明後日は佐久平にて、一泊での次の勝負が始まります。
常に自分自身に諦めず、勝負に打ち勝つもりで取り組みたいと思います。
そう意味では、毎日が、大きなプレッシャーの塊ですが、それだけに得られる喜びも大きいものがあります。
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