2011/7/12 NOAELとADIの関係
- 2011年07月12日
- 千曲消毒からのお知らせ
おはようございます
昨日のつづきだよ・・・
ADIはNOAELを1/100した数値である。
動物とヒトでは種差があるため、この種差の量を考慮しなければならない。
そのため、NOAELから1/10の量を取る必要がある。
また、アルコールに強い人もいれば弱い人がいるように、それぞれ個体差があるはずである。
全てのヒトに対して影響がないようにしなければならないので、ここで化学物質の影響を
受けやすい人に基準を合わせないといけない。
そのため、個体差を考慮してここでもNOAELから1/10の量を取る必要がある。
実質安全量
発がん性物質は低用量で投与してもがんの発生を確認することが出来ない。
しかし、たとえ低用量であるとしても、その発がんの可能性を否定することが出来ない。
これにより、実験による発がんの最低投与量を特定することができないのである。
そのため、動物実験によるデータから「発がん確率の10万~100万分の一」の値を求め
確率として捉えるのである。このときの化学物質量を実質安全量とする