珍しい体験でしたので、慣れないうちは、自分の意思だけで、居場所や、行きたい先が選べるわけではありません。

今度は何故か、神社の入り口の鳥居の前にいます。

どうしてか分かりません。

そうしたら、鳥居の中に、エビのような丸まった生物がいるのです。

目をこらして、じっと見ます。

肉体の目では無く、魂の目でみて、はっきりと見えます。

身体を丸くしているので、よく分からないのですが、赤い色です。

中で動いています。

湿っぽい身体です。

あまり気持ちのよい生き物ではありません。

ただじっとして中で動いているので、危害を加える様子もありません。

ひょっとしたら、これは龍なのかと思いました。

生まれたての龍の子供かも知れません。

龍に顔は似ている感じもしたので、神社の守護神としてそこを守っているのかも知れません。

もしも、龍だとしたら、生まれて初めて見る生の姿となります。

しばらく、じっと見つめていましたが、正体がよく分からないままでしたので、そのまま自分の居場所に戻ることにしました。

体感的に30分から1時間くらいの感覚でしたが、その後は、しっかりと眠ることにしました。

しかし、目を瞑った状態で、こんなにはっきりと見える体験も、自分自身しても珍しいことでした。

このことを妄想や夢の世界だと言われても全くかまいません。

何しろ証明出来る材料が全くないのですから。

それは、死んであの世に行くときにお互いに分かることですから、その時に、この話が本当だったのか、嘘の塊だったのか、確認してもらえれば良いと思います。