サマカレの軌跡

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サマカレの軌跡

「いいやま学びの里サマーカレッジ2016」は、2006年から2015年までの10年間、毎年9月の上旬に行われていた「学びの里サマーカレッジ」が前進です。

2004年から2年間、飯山に関する調査研究と提言活動を行ってきた法政大学人間環境学部小島ゼミナールが、飯山市民と東京の大学生たちが交流人口になりながら、持続可能な飯山に向けた地域学の場を創ろうという自らの提言に基づいて、2006年9月、斑尾高原山の家を会場に第1回「学びの里サマーカレッジ」を実践したことが始まりです。

 

2006~2008年の第1回から3回までは、小島ゼミナールが企画運営し飯山の有志のみなさんが協力し実施してきましたが、2009年の第4回からは、飯山の陶芸家である千坂経悦委員長の下、小島ゼミナールもスタッフとして参画した実行委員会が開催する方式になり、2015年まで続いてきました。

そして2015年の第10回「学びの里サマーカレッジ」では、10周年を記念して、第1回が開催された山の家において、10年間の軌跡を振り返り今後を展望するシンポジウムとこれまで関わってきた関係者が集うパーティーも行われました。

 

10年間の「学びの里サマーカレッジ」のタイトルは以下のとおりですが、飯山市内を巡りながら、

●地域づくりに関する中高生も交えたまち歩きとワークショップ

●飯山の回遊性を「歩こさいいやま」のコースを歩きながら検証する

モニターツアー

●本町商店街ぶらり広場における特別六齋市の開催と歌声喫茶や、

オープンカフェを通したコミュニティカフェの提案

「まちカフェ空楽」として実現)

●富倉地区の女性たちの協力で実現した笹寿司や郷土料理による

ワンコイン・ランチバイキング

●大川地区のみなさんと大学生の集落歩きで作成した里の暮らしの風景ポスター

●大川地区への美村(bison)エコミュージアムの提案による取り組み

●秋津小学校の子ども達や本町商店街との協力による飯山の特産品である

アスパラをモチーフとした「ゆるキャラ(アスパラン)」など、

毎年、多様な社会実験を重ね、飯山の地域づくりにも数々の提言を行ってきました。

 

1回「学びの里サマーカレッジ」(2006年9月3日)

 

第2回「学びの里サマーカレッジ~未来へつなぐ、ふるさとのぬくもり~」

                     (2007年9月9日)

 

第3回「学びの里サマーカレッジ~私たちが描く未来の飯山~」

                     (2008年9月6日)

 

第4回 学びの里サマーカレッジ~つながり、未来への希望に向けた創発

                     (2009年9月5~6日)

 

第5回「学びの里サマーカレッジ

  ~飯山の「住んで良し、訪れて良し」を語ろう~」

                     (2010年9月11~12日)

 

第6回「学びの里サマーカレッジ

  ~集落から考える飯山の未来、持続可能な地域づくりに向けて~」

                      (2011年9月10~11日)

 

第7回「学びの里サマーカレッジ

  ~「里づくり」と「まちづくり」をつなぐために~」

                      (2012年9月8~9日)

 

第8回「学びの里サマーカレッジ

 ~「里づくり」と「まちづくり」奏でよう未来へのハーモニー~」

                       (2013年9月7~8日)

 

第9回「学びの里サマーカレッジ

  ~飯山の明日を拓くネットワークづくり~」(2014年9月13~14日)

 

第10回「学びの里サマーカレッジ~いま、飯山アクションを創る~」

                      (2015年9月4~6日)

 

第10回を終えて、これまで「学びの里サマーカレッジ」に関わってきた人々が話し合い、10年で締めくくるのではなく、未来の持続可能な飯山、そして持続可能な奥信濃に向けて、さらにサマカレを発展させるため、2016年に新設された「いいいやま学びの里サマーカレッジ」というコミュニティカレッジをめざす企画運営団体が開催するイベントとして再スタートすることになりました。

 

サマカレの軌跡からみると第11回に当たりますが、新生サマカレの第1回といえる「いいやま学びの里サマーカレッジ2016」からは、広く域外に発信することを想定して「いいやま」という地名もつけ、様々な人々が、8月から9月までの開催期間中、〈未来への希望〉☓〈地域における学び〉☓〈共感と交流〉のプロジェクトをエントリーし、さらに開催期間の後半にフォーラムや交流フェスタを実施して参加者が集うことで、地域づくりのプラットフォームをめざすことになったのです。