不動産会社の業務って?
2015/09/01
クリーニング会社に勤務する友人が、
先日こう言ったんです。
「オレも不動産屋になろうかな~。
儲かりそうだし。
だってさ、
物件の写真をネットに載せてれば
お客さん来て決まるんでしょ?」
………こらこら、いや、あのねぇ……
そんな簡単に給料もらえるなら
誰も苦労はしないよ!
と、言い返しましたけど(汗)。
≪お客様に物件の情報を紹介し、
現地案内して契約をまとめる≫
という見えやすい業務だけではなく、
じつは地味な作業のほうが、
意外に多かったりするんですよ。
そんなわけで今回は、
不動産会社の社員が行っている業務を
大まかにご紹介します!
興味あればお付き合いください。
●物件の仕入れ●
賃貸も売買も、これが基本です。
商品がなければ何も始まりません。
物件の所有者さんに営業をかけて、
「貸すお手伝いをさせてください」
「売却のお手伝いをさせてください」
「管理を任せてくれませんか?」
「新築物件を建てませんか?」
など、直接取引の物件を増やします。
何度も訪問・電話することもあり。
この≪仕入れた自社物件の質≫が、
(または所有者さんとのつながりが)
勝負の分かれ目となります。
消費者さんには見えない水面下で、
業者間の“争奪戦”もあります。
●物件の登録・広告●
仕入れた物件をよく調査し、
写真・間取りなどを用意し、
ホームページほかネット掲載したり、
紙媒体の広告を出したりします。
物件シートやPOPの作成、
SNSやブログでの情報発信など、
こまごました作業も。
●反響対応・接客●
電話・メールでの問い合わせ対応、
来店客の応対、現地までの案内。
決まらないお客様の追加物件を探し、
フォローの連絡も。
●申込み・契約業務●
物件の申し込みをもらったら、
入居審査から契約書類の作成、
契約金の処理や、入居までの諸準備。
●アパートなどの管理業務(賃貸)●
水漏れなどの不具合の受け付け、
騒音や違法駐車などのクレーム対応。
そのほか、突発的な事件の対応。
敷地内の掃除などメンテナンス。
契約を更新するお客様の手続き。
(これらは取引件数が多いほど
案件も増えて大変な面も)
●退去の精算(賃貸)●
アパートなどを引き払う
お客様との退去立会い・敷金の精算。
(これが揉めたりすると、
時間がかかります)
●取引先回り●
地主さんや大家さんを定期訪問。
日ごろのお悩みや要望を聞いたり、
リフォームや建替えなどの提案も。
相続に関わる不動産活用などについて
相談を受けたりするので、
とても大切な面会になります。
社宅契約(賃貸)などの取引がある
法人さんへの訪問営業なども。
●戦略会議●
営業ノルマのチェックと反省。
仕入れ・集客・成約率・管理戸数
などの数字アップに向けた、
新しい営業プランの研究など。
……以上、ざっとこんな感じです。
あなたは不動産会社の業務に、
どんなイメージを持ちましたか?