ウソとトリックだらけの葬儀業界に騙されるな
ウソとトリックだらけの葬儀業界に騙されるな
ー別冊宝島 「コワ〜い葬儀の話 はじめに」抜粋ー
「命あるものは、いつか必ず死ぬ」
悲しいことだが、これは紛れもない事実。そして「死に方」や「死後の供養」にこだわるのは、この世の全ての生き物の中で人間だけである。社会のシステムと人間関係のあり方が、「葬式」という儀式を必要とする方向に進化してきたとも言える。
近年、日本における葬儀の平均費用は231万円、という世界最高の金額がはじきだされた。この数字はさまざまな波紋を呼び、葬儀費用の透明化、低料金化が葬儀業界全体の流れとなってきた。
しかし、ほとんどの人にとって、葬儀をあげる(喪主になる)のは一生に一度か二度。動揺と悲しみのさなかで、冷静な判断を下すことは難しい。そこに、葬儀をめぐる様々なトラブルの種が潜んでいる。
「皆、このくらいお金をかけている」
「故人への最後の孝行なのだから、できるだけよいものを選んだほうが‥‥」
一部の葬儀業者は、そんな常套句で遺族から大金を引き出そうとする。しかし、何十万円もする棺や祭壇は、本当に必要なのか?
また、ダイレクトメールやインターネットに氾濫する、左のような(原文のとおり)フレーズ。
「会員特典で豪華祭壇が無料に!」
「葬儀一式セットプラン30万円!」
「ニーズに合わせた自由な家族葬プラン」
これらの宣伝文句は真実なのだろうか? 葬儀の事前見積りには不透明な点が多く、経験のない遺族には業者のトークや未記載事項の多い見積書から、実際にかかる金額を算出するのはほぼ不可能。
その結果、
………
この本にはかなり衝撃的な事例が載っています。
それらが全て事実だとは断言できませんが、
この「はじめに」の文章は
確かに今の葬儀業界の一面を示しています。
葬儀トラブルについては、
週刊ダイアモンド、日経、NHK……等々
マスコミでも大きく報道されています。
自分や両親が元気なうちに
終末について考えることは現実味がないように思えます。
しかし、死は突然やってくることが多いのです。
その時に慌てないために、
遺族が本当に心温まる葬儀をあげるために、
そして、無駄に大金を失わないために
今から準備しておくことが大切です。