■バケツを何で満たすか?
哲学の教授とその学生が倉庫の前に立っている。
彼らの前には、大きなブリキのバケツが1つと、
石や砂が入った箱が数個置かれている。
①教授は、
直径10センチほどの大きな石が入った箱を持ち上げ、
中身をバケツにガラガラと落とす。
大きな石がバケツの縁まで達すると、
教授は学生にいっぱいになったかどうか尋ねる。
「はい、いっぱいです。」
と学生は答える。
②次に、教授は、
直径が2〜3センチほどの小石が入った箱を持ち上げ、
大きな石が入っているバケツの上から小石を落とす。
小石は大きな石の隙間に転がり落ちる。
再び、教授は学生にバケツがいっぱいになったかどうかを聞く。
学生はバケツを見て答える。
「はい、いっぱいです。」
③今度は、
3つ目の箱に入った細かい砂利をバケツに流し入れる。
学生は、またバケツを覗いて、いっぱいですと言う。
④最後に、教授は、箱に入った砂を、
大きな石と小石と細かい砂利の上からかける。
そして四度目も、
学生はバケツがいっぱいになったと認めざるを得ない。
「一番大事なことを最初にしなさい。」
と教授は学生に助言する。
「そのあとで、他のことを優先順位に従って行うのだ。
そうすれば、人生を一度ではなく4回充実させることができる。
重要でないことを最初にすると、
つまり砂でバケツをいっぱいにすると、
他のものを入れる余地がなくなってしまう。」
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さて、あなたの人生の優先順位は何?
あなたのバケツをいっぱいにする、
一番大切なこととは何でしょうか?
今年米寿、父もしぶとく生きようとしている。
■経過良好
前回は、父の転院の経緯と膵臓炎の内視鏡手術について書きました。
おかげさまで術後の経過が良く、
近々前の病院へ転院できることになりました。
手術から4日後には点滴も外れ、
流動食ではない柔らかめの食事を摂れるようになっていました。
父も寝たきりになって半年以上経ち、痴呆症の発症を心配していましたが、
さすがに昭和ひとけた生まれ。
物忘れはみられますが、強靭な精神力で単調な毎日に堪えています。
これで点滴も外れて以前の病院(国立東長野病院)に戻れれば、
リハビリに専念できるかもしれません。
(写真は本文とは無関係です)
■二つの心配
とはいえ、心配なことがあります。
一つは肺炎
東長野病院に最初の病院から転院したのが今年の2月
寒い時期のせいか軽い肺炎にかかってしまいました。
軽いとはいっても、今年の米寿。
高齢者の死亡原因のトップが肺炎です。
これで点滴生活が続くことになったのです。
今は食事も摂れているので一安心ですが
誤嚥などにより、外的な肺炎をおこす恐れもあります。
食事の際は慎重にと、本人も気をつけています。
二つめは再転院
高齢者医療制度により、
一病院に3ヶ月間入院すると転院しなければなりません。
それも、退院を勧められるというより強制退院に近い勧告を受けます。
■日本の高齢者医療の建前と本音
これは、高齢者においては本当は退院できる状態なのに、
介護(看護)できる人がいないために入院させているようなケースを防ぐ
という表向きの理由があるからです。
裏の理由?はビジネスだからです。
最大の理由は、入院の保険点数が91日目から減ることです。
具体的には、
「75歳以上(障害者は65歳以上)の高齢者が一般病院に入院すると、91日目から後期高齢者特定入院基本料の算定が始まり、医療報酬は3分の2以下に減額された上に、投薬や検査については1円も支払われない」
という状況になるからです。
これでは致し方ない。
もっとも病院のベッド数が慢性的に不足している今の状況では、
在宅介護を推し進めなければなりません。
ずっと入院していられる病院もありますが、
それもビジネスの条件を満たしていなければダメです。
これについては、後日詳しく書こうと思います。
自宅で介護できない場合は、市の介護保険課等で
老健施設を紹介してもらうことも考えておかなくてはなりません。
東長野病院に戻れても、次のステップを準備しておくことが必要になりそうです。
後期高齢者医療(厚生労働省)
前回ブログ:内視鏡手術といえども、高齢者には・・・
皆さん、こんにちは
大変しばらく振りの投稿になりました。
改めて、これからもよろしくお願いします。
さて、これほど間が空いたのは、
私の父の入院などで、書く記事の内容に戸惑いがあったためです。
父は現在も入院中で、明日内視鏡手術です。
危険率は低い検査手術ですが
病院からは、危険度の説明を受け、
写真の同意書を書きました。
当たり前といえば当たり前のことですが、
危険度が1〜3%程度の検査でも
このような形式を踏むことに却って心配してしまいます。(笑)
とはいえ、病院側のリスクマネジメントとすれば
いたしかたないことでしょう。
ラポール倶楽部の会員として
私はラポール倶楽部の代理店ですが、
今回は一会員として、
先週ラポール倶楽部のホットラインに電話しました。
父は生死に関わるような症状では(今のところ)ありませんが
今年で米寿。
男性の平均寿命はとうに過ぎています。
いつ何があってもいいように準備しておくことは
安心ではあっても、本当は事前にはしたくないこと。
でも、セレモニー関係はラポール倶楽部に任せて
病院との対応や看護に専念できるのはとても嬉しいことです。
ノンフィクションブログです
今日新たにスタートするこのノンフィクションブログでは
父の入院の前後から、
実際のラポール葬に至るまでを
書いていきたいと思います。
自身と父の記録であるとともに、
これからこのような状況に直面する皆さんのために・・・
実際には、このブログが完結しないことを願いつつ。
次のブログ:内視鏡手術といえども、高齢者には・・・