平均葬儀費用231万円の「ウソ」
平均葬儀費用231万円の「ウソ」
~転ばぬ先の杖を持つ〜
財団法人日本消費者協会が07年に発表した日本の平均葬儀費用は231万円。
アメリカの平均葬儀費用、約70万円(09年発表)の3倍以上。堂々の世界一です。
しかし、平均とはあくまで「最高額も最低額も全部足して割った数」。
調査結果がいかに正確でも、利用者が「適性」と感じる価格帯が見えてくるわけではありません。
「東北の平均は約282万円」「北海道の平均は約194万円」などと言われても、実際の住民にはピンとこないのではないでしょうか。
この数字が問題となるのは、「平均的日本人は、葬儀にこのくらいかけていますよ」と、客の「世間体」や「見栄」を煽り、日常的な経済感覚をマヒさせるための葬儀業者のセールストークに使われるからです。
都心部の家庭で、30〜50人の会葬者を想定する一般的葬儀なら、80万から120万円の価格帯が順当でしょう。
いろいろな葬儀社のカタログなどを見ると、一番層が薄いのがこの価格帯。
このあたりが葬儀社の利益線で、一番儲けが薄いのがこの価格帯です。
100万円前後でいい仕事をしてくれる葬儀社は誠意があるといえます。
****別冊宝島 「コワ〜い葬式の話」より***
■葬儀にどのくらいの費用をかけるか?
これは喪主、遺族が決めることですが、実際の葬儀にあたっては
とにかく葬儀社や互助会の言いなりになってしまうことが多いのです。
大切な方、そしてあなたにも死は突然やってきます。
そしてほとんどの場合、葬儀までの日程には余裕がありません。
面倒なことは葬儀社に任せざるを得ないのが実際です。
例え見積りを取っていたとしても、
葬儀後の請求額を見て驚愕しても後の祭り。
このことは以前のブログに書いたとおりです。
まさに、転ばぬ先の杖が必要なのです。
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