徒歩時間の計算の仕方は?
2015/09/01
物件のご案内中に、
お客様から質問を受けました。
「物件情報シートに
駅まで徒歩15分ってありますが、
実際に歩いて計ったんですか?」
ご存知の方もいると思いますが、
この時間は歩いて計っていません。
どうやっているかと言いますと、
Googleマップを使ったり、
距離計測サイトを使ったりして、
物件から駅までの道路距離を調べて
≪目安となる徒歩時間≫を
算出しているのです。
その算出のルールは、
≪不動産の
表示に関する公正競争規約≫
を参照しますね。
・道路距離80mにつき
1分を要するものとする
・1分未満の端数が生じたときは
端数を“切り上げて”1分とする
・80m未満は「徒歩0分」とせず、
「徒歩1分」と表示する
この「1分で80m」という数字は、
大人の並足で歩いたとすれば
ほぼ合っているようですよ。
(実際にストップウォッチ片手に
歩きながら計った人のブログを
読んだことがあります。
いつか自分でも試してみます)
しかしながら、別のお客様からは
「同じ賃貸物件を扱っているのに
不動産屋さんによって
徒歩時間の記載が異なっている」
と言われたことも…。
これはもう、
物件のどこから(始点)
駅のどこまで(終点)
のポイントの置き方で、
変わってしまったのでしょう。
ちなみに都内のある業者さんでは、
部屋探しをする人のほとんどが
「徒歩10分圏内」を希望するため、
徒歩15~20分の物件だったら、
一律「徒歩15分」と書いているとか。
…と、いうことで、
何が言いたいかといいますと、
徒歩時間は≪あくまで目安です≫
ということです!