知らなきゃダメですよ! 「ゾンビ企業退治」を狙うアベノミクス
知らなきゃダメですよ!
「ゾンビ企業退治」を狙うアベノミクス
国の競争力強化に必要な、企業の健全な新陳代謝を!
と言っていますが、その内容は……?
昨年10月21日の衆院予算委員会質疑で
「アベノミクス三本目の矢」の一つ
企業の新陳代謝について論じられ始めました。
前国会では、刺激が強すぎるため(?)
議論が先送りされた感がありますが、
これはアベノミクスを貫徹するためには
避けて通れない道です。
「アベノミクス三本目の矢」のテーマは7つ。
- 産業の新陳代謝の促進
- 人材力強化・雇用制度改革
- 立地競争力の強化
- クリーン・経済的なエネルギー需給実現
- 健康長寿社会の実現
- 農業輸出拡大・競争力強化
- 科学技術イノベーション・ITの強化
このうち、1. 2. 6.は
ダイレクトに私たちの生活に影響があります。
今回は、
「産業の新陳代謝の促進」について簡単に触れようと思います。
大変失礼な言い方をさせて頂くと、
自分や家族の生活を守るために、
「三本目の矢」について知らないでは済まされません。
「こんなはずじゃなかった」と
消費税アップ後に呟いても手遅れなのです。
なぜなら「産業の新陳代謝の促進」とは、
競争力の衰えた業種・業態、
過去のものとなりつつある業態には
早く退場=クローズさせようということです。
そして、その業種・業態の企業に回していた資金、
その業態の企業で働いていた労働力を
成長産業やベンチャー企業に回そうということなのです。
みなさんは日本に中小企業がどれくらいあるかご存知でしょうか?
なんとその数は約430万社、
日本の企業数の99.7%、雇用の約7割を占めます。(中小企業庁)
そして、国税庁公表の「平成23年度分法人企業の実態(会社標本調査)」によると、赤字法人割合が72.3%!
嫌な数字ですが、直視しなくてはいけません。
さて、これらの企業のうち「新陳代謝」を促される企業はどのくらいあるのでしょうか?
少なくみても約1割。30〜40万社!とも言われています。
(中小企業金融円滑化法を利用した企業数参考)
この円滑化法は3月に終了しました。
国は救済措置を講じるといってはいますが、予算委員会では、
「企業の延命より育成のために銀行はあるべきだ」
「銀行の貸し出しは安きに流れてはいけない」
という議論が堂々となされています。
……あなたが属している業種・企業がその対象でない事を願っています。
さて、実際にこれらの政策が実行に移されるのは
さほど遠い将来ではありません。
私はアベノミクス反対論者ではありません。
日本を国際的に強い国として復活させるには
このくらいの荒療治は必要だと考えています。
そして、総理大臣が一旦実行すると口にしたことは
どんな政策だろうと行政は実行します。
もう一度言いますが、その時に
「知らなかった」「こんなはずではなかった」
と言っても手遅れです。
新陳代謝の対象企業にいるならもちろんですが、
そうでなくても、この不確定の時代
自分や家族のために「転ばぬ先の杖」を用意しておくのは当然のことですね。
■自己防衛の必要性
『もし今、リストラにあったら、会社が倒産したら、
あなたに残っているものは何?
自らが稼げる力を身につけてほしい…。』
@brushup003さんのツイートです。とても心に残りました。
稼げる力=転ばぬ先の杖です。
すなわち、
「今の収入源以外に財布を持つこと。」
「生活程度を下げずに節約すること。」
その具体的な方法を「安心生活」は提供しています。
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