耐震シェルター等設置助成制度、知っていますか?

木造住宅の耐震シェルター等設置助成制度

 

■活動を続ける熊本地震

 

今月14日の夜以降、
震度7や6強を観測する地震が相次いだ熊本県や近隣地域では
その後も活発な地震活動が続いています。
群発地震の様相を呈し始めていますが、
2度目の本震が住宅を倒壊させた主因と言われます。
地震大国ニッポンには、国民の安全を図るため
住宅の耐震診断、耐震化工事に自治体の助成制度があります。

 

■耐震化工事の費用は?

 

助成制度があるとはいえ、
木造家屋一軒の耐震化工事には
200万円近くの費用がかかります。
助成額は(長野市の場合)工事費用の1/2で
限度額60万円となっています。
さらに、確定申告により
最大25万円が所得税・住民税から控除されます。
自治体によってこの額は異なりますが、
この制度が対象とするのは
1981年5月31日以前に建築された家屋です。
でも、この制度は2017年12月で終了するので、
検討するならあと2年もありません。

 

■高齢化問題

 

高齢者や障がい者がいる世帯で、収入も少ない場合など、
家全体の耐震化工事には、
費用の面で手が出ないことがあります。
こんな時には、
木造住宅の耐震シェルター等設置助成制度
を利用することができます。
東京都の例を挙げておきます
=============

4.耐震シェルターという方法

◇比較的安価に命を守ることができる装置です

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住宅の地震対策は耐震補強が最も効果的です。しかし経済的な理由で大がかりな耐震改修が出来ない場合に、家屋が倒壊しても一定の空間を確保することで命を守る装置として「耐震シェルター」があります。

耐震シェルターは、地震で住宅が倒壊しても寝室や睡眠スペースを守ってくれる装置です。既存の住宅内に設置し、住みながらの工事や、耐震改修工事に比べて短期間での設置も可能です。

おもな種類には一部屋型とベッド型があります。現在、東京都では安価で信頼できる装置として、下記9種類の耐震シェルターを選定しています。

(以下略)
http://www.taishin.metro.tokyo.jp/ploof/earthquake_resistant_shelter.html

 =============
すべての自治体にこの制度があるわけではありませんが
一度ご自分の地域の役所に確認することをお勧めします。
確認は市区町村の防災課、建築住宅課まで。
助成額は25~50万円。

 

■長野市の事情

 

ちなみに私の住む長野市にはこのシェルター制度がありません。
市に問い合わせたところ、

 

①シェルターでは家屋の他の部分が倒壊してしまうこと。
②それによって道路が塞がれ、救助・復旧活動に支障が出ること。
③1981年5月31日以前に建築された家屋に対する耐震診断は無料。
④家一軒の耐震化工事も平均180万円で最大60万円まで助成する。

以上のことからシェルター制度は導入していないとのことです。
確かに長野県の道路は、
狭い、曲がりくねっている、勾配がきつい・・・
等々道路交通の確保を第一に考える必要があります。
地域によって事情が違いますので、
繰り返しになりますが、まずご自分の地域の役所まで確認してください。
何はともあれ安全第一ですね。
そして熊本・九州の一刻も早い復旧と地震の終息を願ってやみません。

 


 

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マイナンバー制度は新税実現の布石か

 

「貯蓄税」「死亡消費税」が政府内で検討中!

 

個人資産を吐き出させる北風政策か?

 

 

貯蓄税:一人当たりの預金残高で1000万円を超えた部分に対し毎年2%課税する。

 ・2000万円の預金がある場合
   (2000-1000)×0.02=20万円 が税金になります。

 ・逆進性回避のためとの論でマイナンバー導入で可能。

死亡消費税:3年前に取り上げられている。

 ・死亡時点で残った遺産に一定の税率をかけて徴収する税

 ・上位4%程度の資産家にしかかからない相続税と違い、すべての死者の財産に同じ税率で税金をかける構想だ。


 

甘利大臣辞任、このタイミング(昨日)での報道には作為も感じられますね(笑)

でも内容をよく理解しないとこのような乱暴な書き方を鵜呑みにしてしまうことになります。

来年の消費税率引き上げが流れた場合を想定して、さまざまな補てん財源としての新税が検討されていますが
政府もあまりえげつない税制の導入には慎重になるべきでしょうね。

NewsPostセブン 2016.02.02 07:00▼
http://www.news-postseven.com/archives/20160202_381723.html>

 

自分の生活を裏打ちできる収入とは

全ての人が、このような時代に対応できるスキルを持っているわけではありません。

そして、現在の資産も保証されない社会になりつつあるとすれば・・・

このような時代には、年金のように、自分の生活を裏打ちできる継続収入が一層重要になります。

第2、第3の財布・・「転ばぬ先の杖」を持つ重要性がここにあります。

■転ばぬ先の杖

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配偶者控除見直しで一層苦しくなる?

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配偶者控除をなくせば、働く女性が増えるのか?

 

■もう待ったなしの配偶者控除見直し

アベノミクスの大きな柱「女性の就労拡大・活躍推進」のため、

年末に向けて配偶者控除見直しがいよいよ本格化します。

しかし、今まで配偶者控除のため専業主婦だった人や、

103万円の壁によって働き方をセーブしていたパート主婦が、

配偶者控除の見直しだけで、よし働こう!という

状況になるのかははなはだ疑問があります。

そもそもアベノミクスの目的は、配偶者控除をなくして

単に税収を上げようという姑息な考え方ではありません。

日本の労働人口の減少をカバーするためには、

女性の活用が必須だということです。

 

■女性優遇政策は進むのか

そのためには、単に配偶者控除を無くしてしまうということではなく、

頑張った女性には年収を倍増できるような環境を作らなくてはならないでしょう。

安倍首相の提言によって、

大企業や中小企業約50%では給与が上がりましたが、

女性の社会進出を本当に成功させるためには、

男性と全く同等の給与システムが必要です。

同等というより、女性優遇策さえ必要になるでしょう。

例えば、8時間労働(残業なし)でも出世でき、

年収アップできる社会が女性の社会進出には必須といえます。

 

 

■少子化防止策も

女性だけではなく、男性にも適用されればこんな良いことはありません。

なぜなら、少子高齢化の「少子」を解決するには、

男性を残業で疲弊させてはならないからです。

これは極論ですが、アベノミクスは、

残業をゼロにする政策も盛り込んでいます。

 

 

■プラスとマイナス

実際、そんな社会が実現したらみんなハッピーなんですが・・・

世の中にはプラスがあれば必ずマイナスがあります。

「みんなが」という訳にはいかないのが資本主義社会です。

そのマイナスに関しての詳細は、次回に譲るとして、

その負の部分をいかに小さくしていくかが、

本当のアベノミクスであり、安倍政権の力量が問われているところです。

【関係記事】

「いよいよ配偶者控除廃止へ~妻よ、もっと働け!食えなくなるぞ。~」

「340時間余分に働いても手取りが増えない時代がやってきます。」

とはいっても、誰もが外で働ける訳ではありません。

政府には細心の政策を求めるのは当然ですが、

この不安定な時代、個人でも自己防衛策を持つことをお勧めします。

■外で働けない・・・ 

  •     配偶者控除廃止の影響が大きい方
  •     事情があって、外での就職が難しい方
  •     定年後、在宅で収入を得たい方
  •     自宅ですぐ収入が欲しい主婦の方
  •     介護などで外で仕事ができない方
  •     副収入が必要なサラリーマン
  •     独立起業を希望されている方

 

■自己防衛策は必要

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お中元商戦を侮るなかれ。物流戦争が勃発

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物流ビジネス大異変で、日本経済は真っ青に!?

 

■中元商戦 届かない!大混乱

この半年、日本中で「モノを運ぶ」ことに関して、大異変が起こっています。

「運べない」「運ばない」と、多くの運送業者が断っているというのです。

インターネット通販の拡大で、

1997年に15億個だった荷物の数は、2012年には35億個と2倍以上に膨張しました。

これにより、物流網がパンク状態に追い込まれているのだそうです。

実際、消費増税の駆け込み購入があった14年3月末には、

期日通りに届かないケースが日本中で頻発しました。

この影響は個人も企業も同じです。

この半年で、運送業者に「ノー!」と言われた荷主・発送元数え切れないほど。

さらに、下請けの運送業者が、元請けの大手に対して、

「運ばない」「運べない」と断るケースも頻発しているのです。

これは、バブル期を含めて、この30年間で最悪の事態とか。

詳解はしませんが、この原因には料金も含めた業界の構造的な体質があります。

この状態を解決するには、

郵便・鉄道業界が、かつて失ったパイを取り戻すアクションが不可欠です。

さぁ、リベンジなるか!

(データソース:【14/7/10号】 2014年6月30日 週刊ダイヤモンド)

■直近の問題は中元商戦

さて、この状態が中元商戦にどんな影響を与えるのでしょうか。

中元は7月上旬に集中しますが、あなたの家ではどうでしたか?

特に設備が必要な冷凍・冷蔵商品に与える影響は大きいのです。

そう言えば、最近宅配業者がチャイムを鳴らす回数がめっきり減っています。

自宅がこのような状態だということは、

自分が発送依頼した、お中元の先様への到着も遅れているのでは・・・

今までは確認などしたこともありませんでしたが、

今年の夏についてはその必要があるかもしれませんね。

お中元ではありませんが、

今夜、東京の娘あてにちょっと大きめの荷物を発送します。

利用者への調査では、宅配業者の中で最も高い品質という評価がある○ロ○コヤ○トで。

今回は、荷動きのトレース実験をしてみようかなと思っています。

■料金アップは簡単カルテル

高速道路利用料金がべらぼうに上がり、ガソリン・軽油も跳ね上がっています。

さらに建設業界と同じく人手不足の業界です。

予想されるのは運送料金の大幅アップ!

しかも、この業界は寡占状態。料金アップは簡単です。

日本の物流を阻害する血栓のような悪条件が重なっています。

物流価格の上昇は、全ての物価をいっぺんに上げる恐れがあります。

アベノミクスの物価上昇率の思惑以上に跳ね上がると、

確実に私たちの生活を圧迫するでしょう。

お中元商戦に端を発した物流戦争が、日本経済を

ひいては私たちの生活を困窮させないことを願うのみです。

■今からでも間に合う転ばぬ先の杖

一寸先は闇の時代。

自らが自分の生活を守らなくてはなりません。

転ばぬ先の杖=個人年金の必要性が一層大きくなってきました。

⇒ http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/?p=1798

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物流

「頑張って」「頑張れ」ってどうなの?

 

つい「頑張れ!」って言ってしまいませんか?

 

■頑張れ!良い言葉ですが

相手を鼓舞・激励するときに「頑張れ!」と良く使いますね。

でも、この言葉は元々自分に向けていう言葉。

「私は、頑張る!」

または、自分を鼓舞する意味で「頑張れ!」

と使うのが本来なんです。

これを他の人から言われると、

命令形なので、かえってカチンとくる人も多いのです。

「こんなに頑張っているのに、これ以上どうしろっていうんだ!」

と思う時もありますね。

また鬱の症状を持つ方には、絶対に使ってはいけない言葉です。

■頑張れ!の代わりになる言葉

私は、バレーボールを48年間!プレーしていますが

頑張れとは言わないことにしています。

そこで、練習や試合の時に「頑張れ!」の代わりに言える言葉を探しました。

かつては「ガンバ!」(微妙ですが…)、「ドンマイ!

あるいは相手が失敗した時でも「OK、OK」(繰り返しが大事)。

最近はブログなどでも良く使っている言葉

ガッツ!」がいいですね。

相手が気にせず聞き流せる言葉、そして激励の気持ちが伝わる言葉。

この選択が大切です。

今日も大切な一日が始まりました。

お互い「ガッツ!」でいきましょう!

素敵な一日をお過ごしください。

guts

 

 

赤字企業にも非情な課税が?

 

岐路に立たされる中小企業

恐怖の一律課税が待っている?

政府が6月24日、経済財政運営の指針「骨太の方針」と新たな成長戦略「日本再興戦略改訂版」、

そして規制改革実施計画の3つを閣議決定したことは、

⇒ http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/?p=2155

に書いたとおりです。

■法人税減税

その中でアベノミクスがもっとも力を入れて実現しようとしているのが毎日新聞法人税改革

骨太の方針の第一番目、

◎法人税減税:法人実効税率を数年で20%台を目指し、来年度から引き下げを開始を始める

ということになります。

法人税減税の目的は、

①日本の産業空洞化を防ぎ、経済成長に資する。

②海外との競争に勝つ。

③海外投資を呼び込む。

概ねこの3点です。

現在、日本は法人税が高い国の一つです。

数字で見ると、

日本の法人が平成26年度以降に支払う税金の割合は34.62%。

アメリカのカリフォルニア州の40.75%より低く、フランスの33.33%と同程度です。

しかし、日本の競争相手であるアジア各国の税率は、

中国:25.00%、韓国:24.20%、シンガポール:17.00%と、

かなり低いのが現状です。

これらの国々に流れていく投資を呼び込むには、

やはり法人税の大幅な引き下げが必要です。

とはいえ、法人税減税を行えば良いこともある反面、税収はかなり落ち込みます。

法人税を1%下げるとおよそ4700億円の減収と試算されています。

この減収をまかなうための財源確保は必須です。

では、どのようにして減収を穴埋めするのでしょうか?

■赤字企業からも税を徴収

政府税調が了承した「代替財源」案のトップが、

赤字企業も対象となる外形標準課税を中小企業に広げることです。

外形標準課税とは、資本金が一億円以上の企業が対象ですが、

これを赤字の中小企業にも広げるという話です。

2012年度の赤字法人の割合は全国平均で73.50%

実に全法人の4分の3が税金を払っていないのです。

この中には、税金逃れで赤字決算を続けている企業も少なからずあります。

実行にあたっては、対象企業の状態をよく見極めることが必要です。

だたし、見極めができなければ一律課税というコワイ措置が待っています。

ちなみに、中小企業の定義は、

・製造業:資本金3億円以下又は従業者数300人以下
・卸売業:資本金1億円以下又は従業者数100人以下
・小売業:資本金5千万円以下又は従業者数50人以下
・サービス業:資本金5千万円以下又は従業者数100人以下

■租税特別措置の見直し

企業の研究開発などを支援するため、特別に法人税の減税や免除をしているのが「租税特別措置」です。

これも聖域とせず抜本的に見直すこととしています。

■パチンコ税?

パチンコを楽しまれている方には面白くない話かも・・・

パチンコやパチスロの換金時に徴税する「パチンコ税」の創設が浮上しています。

税率1%で2千億円の財源が生まれるとの試算あり、景品現金化を合法にしつつ、税収を確保できます。

例えば5%の税率だと1兆円の税収増。

法人税を1%下げるとおよそ4700億円の減収となりますが、パチンコ税だけで賄えるかもしれません。

換金を合法にすることは、

パチンコ業界のブラックマネーをオープン化することにもなります。

どこかの国に流れていると言われている「円」のコントロールもできるなら

一石何鳥もの効果があるのかもしれません。

 

■セーフガードは自らの手で

アベノミクスは、すべての企業の生き残りを考えていません。

厳しい言い方をしますが、

成長産業に優しく、ゾンビ業界は潰せということです。

税金の払えない企業・業界には退場してもらおうというのがアベノミクスです。

 パイがどんどん減っていくのですから。

 

 それを少しでも早く理解して準備を始める必要があります。

個人で自分の年金をつくることです。

これが個人年金=転ばぬ先の杖です。

 準備を始める年齢は関係ありません。

たとえ既に転んでしまったとしても大丈夫です。

 

気づいた時点で始めれば間に合います。

 

■今からでも間に合う転ばぬ先の杖

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5月の全国消費者物価指数は前年比+3.4%、予想通りとはいうものの

 

賃上げされても、物価上昇に賃金上昇が追い付かない?


総務省が公表した5月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は103.4。前年同月比で3.4%上昇した。

この値は、民間予測どおり(ロイター調べ)とはいうものの、上昇幅は1982年4月の3.5%上昇以来、32年1か月ぶりの値となった。

消費増税の影響(日銀試算2%)を除くと1.4%の上昇で、4月の1.5%からプラス幅がわずかに縮小した。

総合指数は前年比3.7%上昇。

食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く指数(コアコアCPI)は同2.2%上昇となった。


 

■日銀の描いていた通りのシナリオが実現

日銀黒田総裁の予想通りの数字が出たことで、

アベノミクスの脱デフレ政策は、着々と成果をあげているといえます。

しかしこの成果は、私たちにとっては非常に厳しい状況を生み出しています。

給与アップでこの物価上昇を相殺できるのは、大企業でも約半数。

日本商工会議所の全国の中小企業3134社への調査では、

賃上げを実施見込みもしくは実施した企業が48.6%、

未定とした企業が33.2%、賃上げを見送った企業が18.2%でした。

(このサンプルリング対象は比較的しっかりした会社が多いと思われます。)

とはいえ、零細企業まで含めるとお寒い状況です。

賃上げされた企業についても、今のところ、

物価上昇に賃金が追い付いたという状況にはなっていないようです。

 

■個人でも準備を始める時です

そもそも論で言えば、

日本の人口が毎年87万人ペースで減少していくことによる

経済の縮小を食い止めるのがアベノミクスの目的です。

 

厳しい言い方をしますが、

アベノミクスで全ての日本人が裕福になることは絶対にありません。

パイがどんどん減っていくのですから。

 

それを少しでも早く理解して準備を始める必要があります。

 

自らが、一定して継続する自分の収入をつくることがますます重要になってきます。

これが個人年金の考え方。転ばぬ先の杖です。

 

決して不可能ではありません。さらに、準備を始める年齢も関係ありません。

たとえ既に転んでしまったとしても大丈夫です。

 

気づいた時点で始めれば間に合います。

 

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首相「大胆にパワーアップ」……アベノミクス、そのポイントは?

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骨太の方針、新成長戦略を閣議決定

 


(データソース:2014.6.24 産経ニュース)

政府は24日、経済財政運営の指針「骨太方針」と新たな成長戦略にあたる「日本再興戦略改訂版」、規制改革実施計画の3つを閣議決定した。

企業の「稼ぐ力」を牽引役に、安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」を強力に推し進め、デフレ脱却と経済再生を加速する考えだ。

安倍首相は会見で「成長戦略を大胆にパワーアップした。全てはその実行にかかっている」と述べ、検討の成果を強調した。


 

■骨太の方針など主なポイント

骨太の方針

①法人税減税:法人実効税率を数年で20%台を目指し、来年度から引き下げを開始

②人口:50年後に1億人程度の安定した人口構造を保つ

③社会保障分野を含めて歳出は聖域なく見直す。

 

新成長戦略

日本経済全体としての生産性を向上し「稼ぐ力(収益力)」を取り戻すことを目標とする

①ロボットによる新たな産業革命の実現

②「ベンチャー創造協議会」(仮称)を創設

③女性の活躍支援:学童保育の拡充や国や企業に女性登用を義務づけ

④年金資金の運用先の見直し

⑤リニア中央新幹線など高速ネットワークの早期整備・活用を図る

 

規制改革

新成長戦略を実行するため249項目の規制緩和策の内容や実施時期を明記

①年収1000万円以上の専門職を対象に「脱時間給」の働き方を導入

②混合診療を大幅拡充

③JA全中の権限を廃止・縮小

■負の影響は?

盛りだくさんの内容が閣議決定されましたが、

国会を経てほぼこの形で承認され、実行に移されます。

次回から、骨太の方針などの主なポイントが、

私たちの生活に与える影響を考えてみたいと思います。

日本が置かれている今の状況をみると

かなりの荒療治が必要になるでしょう。

国民に与えるマイナスの影響を極力少なくしつつ

スピード感をもってアベノミクスを達成することが

安倍内閣の責務です。

 

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 どのようなマイナスの影響が出てこようとも、

国は個人の生活を完全に保障する訳にはいきません。

わたしたちは、セルフガードの必要がますます大きくなるでしょう。

転ばぬ先の杖の準備は怠りなく。

 

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自閉症をホルモン点鼻薬投与で改善

自閉症スペクトラム障害を治療できる可能性

ラポール倶楽部ココロukiukiメンタルケアココロトピックスNo.60より

■相手の気持ちを表情から汲み取れない

仕事は優秀な人なのに、ちっとも他人の気持ちが分からない・・・。

自閉症やアスペルガー症候群などの

「自閉症スペクトラム障害」と呼ばれる発達障害は、

多くが高い知能やすぐれた言語理解能力を持っているにもかかわらず、

相手の表情や声色から気持ちを直感的に汲み取ることが苦手です。

このため、対人コミュニケーションに障害を呈して、

社会生活に困難をきたしてしまいます。

しかし、100人に1人以上といわれるこの障害のたしかな原因は

いまだに解明されておらず、有効な治療法も確立されていません。

今回こうした自閉症スペクトラム障害の男性患者に

ホルモン点鼻薬を投与することで、

一時的にコミュニケーション障害が改善したとする報告を、

東京大学の研究チームが昨年12月の米医師会雑誌に発表しました。

■臨床試験ではじめて効果を証明

研究チームは、

知能指数が比較的高い20~40代の自閉症スペクトラム障害の男性40名を対象に、

ホルモンの1種である「オキシトシン」を

鼻からスプレーによって1回投与する臨床試験を実施。

その結果、コミュニケーションに関する心理検査で、

低下していた対人コミュニケーションにかかわる脳の前頭前野の活動が活性化され、

相手の表情や声色から気持ちを推し量る行動が増え、

コミュニケーション障害が改善されることが初めて明らかになりました。

現在コミュニケーション障害の有効な治療法はないため、

今回の研究結果が今後の治療法開発につながることが期待されます。

オキシトシンの投与によって脳の活動を活性化して

自閉症スペクトラム障害を治療できる可能性が示唆されたことで、

同障害のコミュニケーション障害の治療法開発に光が差したのです。

オキシトシンが脳に作用する仕組みはいまのところ不明ですが、

すでに陣痛促進剤などが実用化されており、

研究チームでは、今回対象としなかった女性や幼児についても

自閉症スペクトラム障害へのオキシトシンの有効性や安全性を検証したいとしています。

 

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壁を突き抜けるような政策・・・第3の矢

「岩盤」規制を改革…政府が成長戦略の最終案

最終案は、雇用・医療・農業が柱

 
   
(データソース:読売新聞 2014年 06月16日 22時08分)


政府は16日、産業競争力会議(議長・安倍首相)を開き、アベノミクスの「第3の矢」となる新たな成長戦略の最終案をまとめた。

日本経済の「稼ぐ力」を高めるため、企業のもうけに対する税負担の割合を示す法人実効税率(約35%)の引き下げや、雇用、医療、農業など、規制緩和が進まずに「岩盤」と言われた分野の改革を打ち出した。

ただ、具体策は先送りした項目も多く、効果を出せるかどうか、安倍政権の実行力が問われる。

安倍首相は会議で、「これまで何度も挑戦したが乗り越えられなかった壁を、突き抜けるような政策を盛り込むことができた」と述べた。

政府は今月末に「経済財政運営の基本方針(骨太の方針)」と合わせて閣議決定し、政策の具体化を急ぐ。

■立地・競争力では、法人実効税率について、骨太の方針と同様に「数年で20%台を目指し、来年度から引き下げを開始する」と明記した。

■年金資産を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)を念頭に、公的年金の運用を見直す方針も示した。収入を増やしやすい株式での運用割合を高める考えだ。

■雇用では、働いた時間ではなく、仕事の成果で評価する「脱時間給」の働き方を打ち出した。労働時間規制を緩和するのは初めてだ。対象者を年収1000万円以上の高度な専門職に限る。具体的な職種などは厚生労働省の審議会で議論する。

■医療では、公的な医療保険を利用できる保険診療と、利用できない保険外診療を組み合わせて受診する混合診療を大幅に拡充する。患者の意向に基づく「患者申出療養制度」(仮称)を来年度にも創設し、最先端の治療が行われる保険外診療を受けやすくする。

■農業では、全国農業協同組合中央会(JA全中)を新たな組織に移行する。


政府は6月末に閣議決定し、

アベノミクス第3の矢の実現にむけて次のステップに移行します。

いよいよ全体像が明らかになります。

ここで、大まかに日本の経済の現状を見ましょう。(日本総研データより)

・日本経済展望2014年4月号:公共投資の増加や消費増税前の駆け込み需要により、年度末にかけて成長率は再び加速へ

・日本経済展望2014年6月号:消費増税を乗り越えて政策主導から徐々に自律回復へ

このように、消費税増税後も上昇基調を背景に、

大企業だけでなく中小企業でも給与アップする企業が予想以上に増えています。

賃金改善を見込んでいる企業の割合は46.4%、約3割の企業で正社員が増加という数字が出ています。

(帝国データバンク「2014年度の賃金動向に関する企業の意識調査」)

とはいえ、日本の企業の大多数を占める零細企業では、

簡単に給与アップができない状況が続いています。

さらに、このところの原油価格の高騰や中国等の市場拡大によって、

景気に逆行する状況も顕著になってきています。

これらの影響で、多くの国民の可処分所得が一層減少する状況にあります。

政府は、アベノミクスだけに集中するのではなく、

すぐにでも、現在進行中の経済問題に実効性のある対策を打ち出すべきでしょう。

現状はプラス、マイナス両方の要素がありますが、

日本が底上げ基調にあることは間違いありません。

一層のスピード感をもって、施策の実行を願いたいところです。

今回はかなり硬い内容になりましたが、

6月末の閣議決定までに、今回打ち出された第3の矢の内容について、

一つずつこのブログで取り上げていこうと思います。

■転ばぬ先の杖=自分年金

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