媒介とは?
2015/09/01
書類に≪媒介業者≫ってありますが
≪媒介≫ってどんな意味ですか?
なんか、蚊がウイルスを運ぶ~
みたいなイメージなんですけど……。
……と、あるお客様が
冗談まじりに言ってました!笑
≪媒介≫は、≪仲介≫と同じ意味。
宅地建物取引業者(不動産仲介会社)
が行う仕事のことです。
賃貸だったら大家さんと借主さんの
売買だったら売主さんと買主さんの
間に立って契約の“橋渡し”をします。
もちろん、
まずは依頼者と業者とで、
≪媒介の契約書≫を締結するのが
基本的なルールとなります。
決して“海外からヘンなもの”を
運んでいるわけではありませんから
ご安心ください!
ちなみに、依頼の内容によって、
≪媒介≫にも以下の種類があります。
売買でよく使われる用語です。
▼一般媒介▼
普通の仲介です。
売主さん(または大家さん)が、
複数の業者に募集を依頼できますし、
自分で直接お客さんを探してもOK。
▼専任媒介▼
売主さん(または大家さん)が、
1社の業者だけに募集を任せる仲介。
お客さんを自分で探してもOK。
業者は≪専任≫を取るために頑張り、
また、受注してからも頑張るのです。
▼専属専任媒介▼
売主さん(または大家さん)が、
1社の業者だけに募集を任せ、
自分でもお客さんを探せない仲介。
すべてを業者にゆだねます。
業者からの販売報告も頻繁に入り、
かなり積極的な活動が期待できます。
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物件を探すユーザーさん側としては、
上記のような≪業者の関わり方≫
(取引態様といいます)について
チェックしてみるといいでしょう。
例えば、同一の物件の広告を、
複数の業者が出していたとして、
・A社が≪専任媒介≫
・B社、C社が≪一般媒介≫
と書いてあったら、
A社が一番元の業者となります。
つまり、
A社の自社物件の情報を、
B社とC社も紹介させてもらっている
ということです。
別の例ですと、
・A社、B社、C社が≪媒介≫
・D社が≪売主≫
と書いてあったら、
D社が一番元の業者(所有者)
ということになります。
何を言いたいかといいますと、
複数の業者が間に入るよりも、
「一番元の業者をたどって
物件を直接紹介してもらった方が、
詳しい情報が手に入ったり
交渉や契約も進めやすい」
ということです。
最後に、関連してですが、
≪媒介≫となっていれば、
取引がまとまった暁には、
≪仲介手数料≫が発生する
可能性があります。
しっかり確認しましょう。