夏:Summer

春~夏にかけて…

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受粉が終わり、5月に入ると実になった小さなリンゴが沢山出来、摘果の作業が始まります。

りんごの実は、中心に1つと、その周りに5~6つの実が付いており、まず真ん中にある中心果を残して、周りの側果は取り除いていく荒摘果を行います。

花の満開日から30日以内にこの作業を終わらせることが基本条件となっていますが、なかなか30日では終わることはありません。

梅雨の時期に入ると、荒摘果を終わらせた後に行う仕上げ摘果に入ります。

仕上げ摘果は、適正着果数にする為に、生育の悪い物や、変形した物、病害果等を取り除き、形の良いりんごを選別して残していきます。

仕上げ摘果が終わると、見直し摘果と言って、大体お盆前まで掛けて、最終的な着果数にして行きます。

この作業は、一つ一つ全て手作業となるので、大変な時間を要します。

その他、徒長枝の整理や、剪定で落とし切れていない余計な枝を切除したりして、光や薬剤がかかり易くしたり、作業性もしやすい様にして行きます。

摘果作業が終わり、リンゴが大きくなると、着色の為に収穫適期前にりんごの周りの邪魔をしている葉っぱを一枚一枚取り除いて、りんご全体に太陽の光が当たる様にし、まんべんなく色を着けて行きます。

その他、肥料の施肥管理、支柱建て、草刈り等を行います。