農園の一年
春:Spring
冬~春先に掛けて…
りんごの仕事は、春からは始まります。
雪が消え始める3月中旬より、冬の間伸びて成長した余計な枝を切り落とす作業が剪定です。
所々、雪が残っていますが、この次期にやっておかないと、後に回す事が出来ないので、頑張って寒い中作業をします。
剪定が終わると、りんごにもいよいよ春が到来し、綺麗な白い花を咲かせ、その花が受粉して、枯れると自然と小さな実になってりんごの元となります。
夏:Summer
春~夏にかけて…
梅雨の時期に入ると同時に第一期の摘果作業が始まり、最終撤果は大体お盆前まで掛かります。
この作業は、花から身になり、合計6つの小さなりんごが出来て いる実を中央の実だけ残し、残った周りの実を取る作業となりますが、一つ一つ手作業となるので結構大変な時間が掛かります。
撤果が終わると、葉摘みとなりますが、大きくなってきたりんごの周りの葉っぱを一枚一枚取り除いて、りんご全体に太陽が当たる様にし、まんべんなく色を着けて行きます。
これもかなりの手間作業です。
秋:Autumn
秋~初冬にかけて…
夏の日照時間が最大になる頃、りんごの実は段々大きさを増して、秋には直径約10センチ程の大きなりんごへと成長します。
こうして、毎年11月に入ると、真っ赤になったリンゴが木々に沢山実ります。
信州飯綱町(高岡)地区は大変雪深い地域で、初雪はふじの収穫次期とかぶりますが、この地域のリンゴは、この寒さに耐えて、とても身が締まり歯応えのある美味しいリンゴが勢揃いします。
寒暖差の大きさにより、蜜も比較的沢山入り、本格的な冬へと入って行くにつれ、収穫の最盛期となり、他ではまねの出来ないワンランク上のりんごが出来上がります。