TPP=補助金政策との決別
保護されない農業
旧来型保護政策との決別へ
コメ778%、バター360%、大麦256%──。
日本は従来、輸入農産物に高い関税率を貸して国内農家を守ってきた。
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コメ市場の部分開放を決めた93年のウルグアイ・ラウンド合意の際、
政府は農業対策費として8年間で約6兆円の予算を計上した。
だが、公民館や温泉施設などハコモノ建設に多くが注ぎ込まれ、農業の強化につながらなかった。
東大の本間正義教授(農業経済学)は「TPP対策費を設けるなら、
農地の大規模化や、農家の販売力向上などに充てるべきだ」と指摘する。
TPPを機に、補助金などで零細農家も手厚く保護してきた旧来型の農政と決別し、
企業参入を促すなどして、農業を成長産業として再生させる取り組みが急務になっている。
(データソース:4月27日読売新聞)
■給与労働者にとって
サラリーマン、非正規社員、パートタイム労働者にとっては
労働規制改革、労働移動政策、配偶者控除廃止 等々、
アベノミクスの実行により大きく収入構造が変化します。
■農業の面を見る
今回のTPP加盟は、農業従事者には大きな変化をもたらします。
「農業保護」の考え方が変わります。
旧来型農政との決別とは、農業を成長産業に変えること。
「保護」は基本的になくなることになりそうです。
■強い日本を創る
アベノミクスが言う「強い日本」とは、イメージでもなんでもありません。
単刀直入に言うと、赤字財政から脱却すること。
そのためには消費税増税を行いつつ、赤字を膨らます政策は止めるということです。
人口減少の時代にあって、日本国の収支をプラスにするための大ナタなのです。
旧態依然とした保護政策を求める人は、
新しい時代に置いていかれる危険性があります。
極論を言えば、自ら変化を受け入れ、変わる覚悟を持つ人のみが
アベノミクスの次のステージに登れるのかもしれません。
■この変化に対応する方法はこちら
http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/1798-1798