消費税増税の影響:消費税はスムースに転嫁できたのか?

増税分「まったく」転嫁できず…1割の中小企業

データソース:YOMIURI ONLINE 2014年06月10日 22時39分


全国の中小企業の経営者約4万3000人でつくる
「中小企業家同友会全国協議会」は10日、
回答企業の37%が消費増税分の3%を販売価格に
転嫁できていないとする調査結果を発表した。

具体的には、価格転嫁を「まったくできていない」が10%
「部分的にできた」が27%だった。

増税により、
「影響が出ている」と答えた企業は48%に上ったが、
このうち「大きな影響が出ている」とした企業は10%だった。

影響の内容(複数回答)は、
売り上げの減少や、仕入れ額の上昇を挙げた回答が
それぞれ40%前後に上った。

また、全体の7・5%に当たる360社は
「取引先に不当な値引きを求められた」
などと回答したという。

調査結果は、会員が経営する中小企業約3万社のうち
回答のあった4780社分の内容をまとめた。


■中小企業の消費税転嫁

4月に消費税が8%に上がってから2か月以上が経過しましたが、
中小企業の1割が消費税転嫁できず、という結果です。

増税されたときに即時に転嫁せず、
様子見で後日転嫁しようとしても、非常に難しいのが現実です。

消費者は単なる値上げとしか認識しなくなりますから。

この報道は「中小企業家同友会全国協議会」加盟の中小企業への調査です。

日本の中小企業の定義は、

・製造業:資本金3億円以下又は従業者数300人以下
・卸売業:資本金1億円以下又は従業者数100人以下
・小売業:資本金5千万円以下又は従業者数50人以下
・サービス業:資本金5千万円以下又は従業者数100人以下

となっています。

中小企業と言ってもかなり大きな規模の会社ですね。

■小規模・零細企業では

ところが、日本の企業のほとんどを占める
零細企業にはまだ調査の手が入っていません。

小規模・零細企業の定義は、

・製造業・建設業・運輸業、その他の業種(卸売業・小売業・サービス業を除く)は従業者数20人以下
・卸売業・小売業(飲食店を含む)・サービス業は5人以下

ですから、多くの零細企業では
消費税の転嫁がさらに困難だということが推測されます。

■護送船団方式の終焉

しかし、今月中に発表される成長戦略には、
これら零細企業のセーフガード政策は入っていません。

アベノミクス自体が、
税収を見込める業界・企業育成を主眼にしているためです。

赤字企業にはさらに青菜に塩の政策「外形標準課税」が
適用されようとしています。

自らを強くできる企業でないと、
これからの日本の社会での生き残りは、かなり厳しいものになりそうです。

アベノミクスの完了によって、
戦後の護送船団方式が、完全に終了することになるのです。

■セーフガードは自らの手で

そもそも論で言えば、

日本の人口が毎年87万人ペースで減少していくことによる

経済の縮小を食い止めるのがアベノミクスの目的です。

 厳しい言い方をしますが、

アベノミクスで全ての日本人が裕福になることは絶対にありません。

 パイがどんどん減っていくのですから。

 

 それを少しでも早く理解して準備を始める必要があります。

個人で自分の年金をつくることです。

これが個人年金=転ばぬ先の杖です。

 準備を始める年齢は関係ありません。

たとえ既に転んでしまったとしても大丈夫です。

 

気づいた時点で始めれば間に合います。

 

■今からでも間に合う転ばぬ先の杖

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法人税減税は甘くない!猶予は5年。

5年後には赤字法人にも課税!

甘利再生相、法人税下げ「5年超のプランだとインパクトない」

 


[東京 9日 ロイター]

甘利明経済再生担当相は9日、段階的に法人税率を引き下げる案が浮上していることに関し、「5年を超えるプランだと(市場への)インパクトがない」と述べ、5年程度を念頭に、今の約35%の税率を30%を切る水準まで引き下げるべきとの考えを示した。閣議後の記者会見で語った。

甘利氏は会見の中で、法人税率について「(実効税率の引き下げが)法人税収の拡大につながるのが理想」と指摘。その上で「財政再建との整合性も大事。成長力が税収増をもたらす視点から、税収の上振れ分は成長に資するよう使うべき」と述べた。

一方、消費税率引き上げに伴う足元の消費動向について、けさの閣僚懇で報告したことを明らかにし、「自動車や家電などの耐久財に明確な改善は見られないが、スーパーや百貨店はマイナス幅が縮小しつつある」との認識を示した。また、環太平洋連携協定(TPP)に関し、甘利担当相は「12カ国が大筋合意するには日米の大筋合意が必須」と述べた。

(山口 貴也 編集:山川薫)


 

 

■赤字でも課税される?

赤字だろうが黒字だろうが、法人に対して課税できるのが外形標準課税です。

そもそも外形標準課税とは、

法人事業税は、企業がその活動を行うにあたって

地方自治体より各種の行政サービスの提供を受けていることから、

これに必要な経費を企業が分担すべきであるという考え方に

もとづく税であり、法人の事業そのものに課される税です。

現在、対象法人は資本金又は出資金額が1億円超の法人。

この課税枠を広げて、課税法人を増やそうとしています。

これは、アベノミクスの法人税減税とのバーターです。

前述の記事では、

「5年を超えるプランだと(市場への)インパクトがない」

と述べ、5年程度を念頭に、

今の約35%の税率を30%を切る水準まで引き下げるべきとしています。

 

■猶予は5年

5年という期間は、

アベノミクスのロードマップから逆算されたのでしょう。

今後、細かな調整(企業規模・資本金等)がされるとはいえ、

5年後には赤字でも課税されることになります

外形標準課税分を支払っても赤字にならないような

事業運営が必要になりますね。

 

■ゾンビ企業退治

・赤字を慢性的に続けている企業、

・経費の水増しで故意に赤字にして税金を払わない企業

・市場から退場を促される業界

等々のゾンビ企業には早く退場して頂いて、

その労働力などの経営資源を、成長産業にシフトするという

思惑もアベノミクスにはあるようです。

(もちろん公式発表しているわけではありませんが。)

それによって、税収をアップし国力を強くしなければ

日本沈没に繋がることになるのですから。

 

■影響は大?

 

ゾンビ企業・業界で働いている方にとっては

5年後には大変な時代が到来することになりそうです。

アベノミクスの労働移動政策がうまく機能して

失業率が上がらなければいいのですが、

切り替えの時期には職を失う人が激増するかもしれません。

何があっても耐えられるように、個人でも準備しておくことが必要です。

 

■転ばぬ先の杖

401Kのように自己責任で自分の年金を創る制度があります。

ただ、これは一定以上の規模の企業でなければ採用することが困難です。

 

現在の年金制度も、

人口減で支給額は減額、支給開始年齢もさらに引き上げ。という状況です。

 

仕事をリタイヤしても生涯継続する安定収入があれば、

アベノミクスや社会情勢の変化に一喜一憂せずに済みます。

ひと月10万円でも20万円でも年金にプラスできる収入があれば

安心生活が送れますね。

 

あなたがもうリタイヤしていても、外に仕事に出られなくても、

非正規雇用で将来が不安な状況でも、

安心生活を送るための継続収入を持つことができます。

 

それが転ばぬ先の杖です。

⇒ http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/?p=1798

 

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NOU86_tokainonagame500

日本がなくなる?!「全国1800市区町村別・2040年人口推計結果」

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消滅する可能性がある市区町村は全国に896!

2040年に896自治体で若年女性半減、消滅の可能性=有識者会議推計

 

2014-5-22再編集、再掲載しました。


[東京 8日 ロイター]

日本創成会議の人口減少問題検討分科会は8日、「全国1800市区町村別・2040年人口推計結果」を公表した。

全国1800市区町村別・2040年人口推計結果 
これによると、地方からの人口流出が続く前提で、2040年にまでに若年女性(20─39歳)の人口が50%以上減少し、消滅する可能性がある市区町村は全国に896あり、なかでも人口が1万人未満で消滅の可能性が高い市町村は532にのぼるという結果となった。

全国の1800市区町村を対象に、人口移動を前提にそれぞれの地域の人口がどうなるかを推計した調査は初めて。

全体のほぼ半数の市区町村が消滅の可能性があるという事実が明らかになった。

 
増田座長は

「2040年に人口が2000万人減るという推計は出ていた。
それがどの市町村でどう起きていくかの推計はこれまでなかった。
対策は地域ごとに違う。的確に対策を講じるには推計を明らかにする
意味があると思った」

と指摘。

「半数の自治体が人口が増える可能性はないという事実にショックを受ける。
対策を1年でも早くとらなければいけない」

と述べている。

(後略)


 

 

■人口減少の状況

⇒ http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/?p=1728
(山梨県が消えていく?)

に詳しく記してありますが、

自治体ごとの減少の状態が明らかになったことは、

今後の国や各自治体の政策に大きな影響を与えるでしょう。

 

その政策とは、もちろん

①少子化対策

②人口流出対策(首都一極集中抑止策)

ということになります。

 

■日本の出生率

数字上だけで述べてみます。

人口置換水準の出生率を知っていますか。これが2.1という数字です。

これは便宜上、1人の女性の生涯の平均出生数で計算します。

なぜ1.0ではなくて、2.1か?

出産のできない人口、つまり男性全員と出産年齢以前に亡くなる人口などの分、1.1が上乗せされているからです。

この2.1が確保できれば国や社会の人口は維持され、確保できなければ減っていきます。

現在の日本の合計特殊出生率は1.4ですから1世代を経過すると若年人口は急速に減ります。

その減り具合はなんと約67%(3分の2)です。

厚生労働省の人口推計では、2060年には日本の人口は9000万人を割り込むと推計されています。

 

■女性の活用のために

アベノミクスでは女性の雇用を進め、労働力減少をストップしようとしています。

ただし、ワークライフバランスや少子化対策をしっかり取らないと

少子化に一層拍車をかけることになります。

⇒ http://www.huffingtonpost.jp/seiko-noda/post_4713_b_3198170.html
(野田聖子:アベノミクス、成長戦略は女性活用)

 

政策を誤ると、日本の経済をさらに縮小させ、

国家のカタチ自体を壊しかねない状況が発生するかもしれません。

仕事と子育ての両立を今こそ真剣に考えなくてはなりませんね。

 

■安心生活のために

日本がどのような状況になっても、

安心して生活できる方法を持っておく必要があります。

401K制度のように自己責任で自分の年金を創る方法もあります。

ただ、これは一定以上の規模の企業でなければ採用することが困難です。

 

現在の年金制度も、

人口減で支給額は減額、支給開始年齢もさらに引き上げ。という状況です。

 

仕事をリタイヤしても生涯継続する安定収入があれば、

アベノミクスや社会情勢の変化に一喜一憂せずに済みます。

ひと月10万円でも20万円でも年金にプラスできる収入があれば

安心生活が送れますね。

 

あなたがもうリタイヤしていても、外に仕事に出られなくても、

非正規雇用で将来が不安な状況でも、

安心生活を送るための継続収入を持つことができます。

 

それが転ばぬ先の杖です。

⇒ http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/?p=1798

 

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「残業代出てますか?」取引先チェックします

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「残業代出てますか?」取引先チェックします

▼データソース:読売新聞 5月8日(木)▼------------

取引先の労働環境を厳しくチェックする取り組みが、大手企業を中心に広がっている。
 
劣悪な環境で従業員を働かせる会社と取引することは、自社の信用も低下させるとの危機感が強まっているためだ。CSR調達と呼ばれる活動の一環だが、海外では、こうした会社との取引が不買運動につながったケースもあり、専門家は「取り組みは今後さらに加速するだろう」と指摘している。
 
 
◆自社の信用を守る狙いも

凸版印刷(東京都千代田区)は今年1月、セクハラ・パワハラ防止や職場の安全対策、適切な賃金の支払いなどを盛り込んだ新しいCSR調達の指針を定め、約3000社の取引先向けに説明会をスタートさせた。「残業代はきちんと割り増しで払っていますか」。説明会では取引先に指針の順守を求め、アンケート調査で課題が見つかれば、取引先に直接出向いて、改善を促すという。
 
取引先に担当者を派遣して実態を確認する同様の取り組みは、ニコン(千代田区)やミズノ(大阪市)、東芝(東京都港区)などでも行われており、富士フイルム(同)は昨年度、取引先がインターネット上で指針の順守状況を自主点検できる新システムを導入した。
 
凸版印刷の山本正己・CSR推進室長は、「最近、海外の取引先から、我が社の労働環境について問い合わせを受けることが多くなり、取り組み強化が必要だと考えた」と話す。
 
企業からの委託で労働のルールなどが守られているかを調査する検査会社グループの「SGSジャパン」(横浜市)には近年、海外を中心に調査依頼が増えており、昨年は日本国内も含めて前年より約1割多い依頼があったという。
 
労働者側もこうした動きを歓迎しており、連合の川島千裕・総合政策局長は「取引先を含めた労働環境の全体的な底上げにつながる。労働環境を守っている企業の製品が選ばれるよう、消費者の意識も高める必要がある」と話している。
 
◆CSR調達=社会問題に関する企業の積極的な活動を指すCSR(Corporate Social Responsibility)の一つ。
 
企業が従業員の労働環境や人権、環境保全などについて行動ルールを定め、そのルールを守る取引先から製品の材料やサービスを調達しようとする取り組み。

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■とは言いつつコストダウン要請も

自社の信用よりコスト競争が重要として消費税アップ後にもかかわらず

下請け企業にコストカット要請をする大企業もまだまだ多いのです。

⇒ http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/?p=1712

 

 

■アベノミクスで残業代がなくなる?

余談ですが、残業代などを規定しない雇用の形が提案されています。

これが「ホワイトカラー・エグゼンプション」です。

時間ではなくて、成果で評価される新たな労働時間制度です。

残業代を払わない制度だ、というような報道のされ方を

する場合がありますが、本来能力の高いホワイトカラーを

長時間労働から解放するための制度とされています。

対象は管理職などの個人で予定を組んで仕事ができるポジションで、

年収800万円超の方々が対象です。

勤務が個人の裁量に委ねられるので働き方の幅が広がる、

残業代込みの年収設定で優秀な社員にはモチベーションの

上がる待遇が期待できることなどがあります。

 

■安心生活のために 

日本がどのような状況になっても、

安心して生活できる方法を持っておく必要があります。

401K制度のように自己責任で自分の年金を創る方法もあります。

ただ、これは一定以上の規模の企業でなければ採用することが困難です。

 

現在の年金制度も、

人口減で支給額は減額、支給開始年齢もさらに引き上げ。という状況です。

 

仕事をリタイヤしても生涯継続する安定収入があれば、

アベノミクスや社会情勢の変化に一喜一憂せずに済みます。

ひと月10万円でも20万円でも年金にプラスできる収入があれば

安心生活が送れますね。

 

あなたがもうリタイヤしていても、外に仕事に出られなくても、

非正規雇用で将来が不安な状況でも、

安心生活を送るための継続収入を持つことができます。

 

それが転ばぬ先の杖です。

⇒ http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/?p=1798

 

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待っているだけでは食いっぱぐれるアベノミクス

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アベノミクスは日本を救うのか

―実体経済への効果を検証―

 

ロイター5-7gateway

 

■アベノミクスと実体経済

このグラフを見れば、

アベノミクスの行程はさほど間違っていないことが分かります。

 

そして、アベノミクス政策以外に

この株価上昇を生み出す方法はなかったと思われます。

人生と同じく一度に二つの選択はできません。

その意味では、日本人は賢い選択をしたと言えるでしょう。

 

さらに、昨日(5/7)掲載のグラフからも、

アベノミクスが概ね狙い通りに進んでいるのが分かります。

⇒ http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/?p=1944

 

■タイムラグ

とはいえ、国民全体へのプラスの経済効果の波及(給与アップ)は

最初にアナウンスされた通り「遅れてついてくる」状況です。

 

懸念されるのは、この「遅れ」=「タイムラグ」の間に

私たちの収入と支出のアンバランスが一層大きくなることです。

 

大企業のような賃上げは、まだまだ国民全体には及んでいませんし

給与の上昇が足踏みする間に、消費税の更なるアップ、

物価の上昇、配偶者控除廃止などの補助制度の変更・・・

が私たちに二重三重のダメージを与えることになります。

 

アベノミクスはまだ一年が経過したところ。

強い日本の実現にはまだまだ紆余曲折があるでしょう。

 

待っているだけでは、食いっぱぐれる事態になるかもしれません。

 

■転ばぬ先の杖

401Kのように自己責任で自分の年金を創る制度があります。

ただ、これは一定以上の規模の企業でなければ採用することが困難です。

 

現在の年金制度も、

人口減で支給額は減額、支給開始年齢もさらに引き上げ。という状況です。

 

仕事をリタイヤしても生涯継続する安定収入があれば、

アベノミクスや社会情勢の変化に一喜一憂せずに済みます。

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安心生活が送れますね。

 

あなたがもうリタイヤしていても、外に仕事に出られなくても、

非正規雇用で将来が不安な状況でも、

安心生活を送るための継続収入を持つことができます。

 

それが転ばぬ先の杖です。

⇒ http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/?p=1798

 

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セルフセーフティーネットが必要-アベノミクスの1年の成績表-

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アベノミクスの1年の成績表

 

 

消費税増税後の黄金週間も終わり、

いよいよアベノミクスの効果や影響が

私たちの生活に現れてきます。

そこで、「アベノミクスの1年の成績表」を掲載します。
(データソース:ロイター)

ロイター5-7abenomics

このグラフを見ると、

 

■実質GDP成長率は、

消費税増税前の駆け込み需要が発生した

2014年1-3月期のデータが出ていないので

減少傾向のままですが、4月や黄金週間の動向を見ると

消費税アップ後の影響がさほど顕著ではないと言われています。

これは嬉しい誤算と言えるでしょう。

 

■コアインフレ率は、

アベノミクスの狙った通りの動きを示しており、目標値の2%に緩やかに近づいています。

日銀のバックアップもあり、達成は困難ではないでしょう。

 

■完全失業率は

さらに、驚くのは完全失業率の順調な低下です。

労働雇用調整金が3月31日で終了し、新たに3月から

スタートした労働移動支援助成金にシフトを始めています。

これは、同じ企業の中での労働者の雇用を守るという考え方から、

成長産業に必要な労働力をシフトしようというアベノミクスの成長戦略に則ったものです。

http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/?p=1602
(あなたの生活を直撃するかもしれない「労働移動支援助成金」大幅増とは。)

 

一時的に解雇が進むため、

完全失業率がアップする現象が出るところですが、今のところ出ていません。

原因は、円滑にシフトが進んでいるか、

あるいはその影響がまだ現れていないかですが、

株価に大きく影響する数値ですので動向を注視する必要があります。

 

■現金給与

これは3月時点で前年同月と同じという状況です。

賞与も含めた給与アップは4月以降のため、まだグラフには顕われていません。

報道などを見ると大手企業ではおおむねアップされるようです。

とはいえ、日本の企業の7割を占める中小零細企業の状況は

まだまだ好転しているとは言えません。厳しい状況が続いています。

⇒ http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/?p=1363
(やっぱり! アベノミクスで「実質賃金」下落か?)

⇒ http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/?p=1712
(大企業ベアでも、中小下請け企業にはコストダウン要請!)

 

結果が現れるのは年末以降になるのかもしれません。

 

■自己防衛のために

もしあなたが、70%の赤字企業、さらに30〜40万社の対象企業で働いているなら

自らを助けるセルフセーフティーネットを用意しておくことです。

それが「転ばぬ先の杖=個人年金」です。

 

■転ばぬ先の杖とは

http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/1798-1798

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農協も聖域とせず。 全方位改革のアベノミクス

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年80億円の農協負担金廃止へ

アベノミクスの農協改革

 

昨日、TPP=保護されない農業。旧来型保護政策との決別へ
という記事をアップしましたが、

本日の読売新聞トップでは農協改革方針が報じられました。

 

*******

政府が農業協同組合の改革案として、
上部組織の全国農業協同組合中央会(JA全中)が
約700の地域農協から負担金として
年間約80億円の運営費を集める制度を廃止する検討に入った。

各農協が手元に残る負担気を使い、
農産物の販売強化や特産品の開発など、
地域の特徴を生かした独特の経営に取り組むよう促すことが目的。

この改革案のポイントは

◎JA全中が集める負担金と経営指導権の廃止

◎全国農業協同組合連合会(JA全農)の株式会社化

◎大規模な農地を経営する専業農家らの考え方を農協運営に反映しやすくする

 *******

 

■目的のためなら大票田も聖域としない

農協は自民党の大票田であり、
今までは踏み込んだ改革をすることができませんでした。

政権が変わった時も、補助金漬は変わらず、
結果、日本の農業をさらに危うくしたのです。

アベノミクスはTPPを契機に
日本の農業も強くしようとしています。

農協が日本の農業を硬直化させているのは既知の事です。

改革するタイミングはまさに「今でしょう」
ということで一気に切り込みが進みそうです。

 

■短期的には全国民に負担を強いる

アベノミクスは、サラリーマン、非正規雇用者、
主婦に対しても改革を進めてきました。

増税や雇用制度改革による所得の一時的な減少、
配偶者控除廃止、医療費抑制、年金減額等々
短期的には国民に大きな負担を強いています。

そして次は農業改革=農協改革です。

影響を受けるのは、中小零細農家・兼業農家の皆さんです。

 

■アベノミクスの基本姿勢

この農協改革は、農業の企業化・大規模化を行い
収益の上がる農業を再構築するのが目的です。

収益を上げる=税収を上げる」ということです。

これはアベノミクスの基本姿勢です。

中小零細農家の農地を集約して大農地化し、
企業経営の手法で収益を高めることになります。

零細農家は企業の社員として耕作に参加するというイメージでしょう。

 

■危機は自ら乗り切る

ただ、軌道に乗るまでにかなりの時間が必要です。

社員として給与で生活できるようになるまで
今の収入を維持するのは困難です。

収入はやはり一時的には減少することになりそうです。

改革は全ての業種で進んでいます。

情報をしっかり掴んで、
自分の生活は自分で守らなければ
大きなダメージを受けることになるかもしれません。

 

■自己防衛のための転ばぬ先の杖とは

http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/1798-1798

 

 写真

TPP=補助金政策との決別

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保護されない農業

旧来型保護政策との決別へ

 

コメ778%、バター360%、大麦256%──。

日本は従来、輸入農産物に高い関税率を貸して国内農家を守ってきた。

・・・・・

コメ市場の部分開放を決めた93年のウルグアイ・ラウンド合意の際、

政府は農業対策費として8年間で約6兆円の予算を計上した。

 

だが、公民館や温泉施設などハコモノ建設に多くが注ぎ込まれ、農業の強化につながらなかった。

 

東大の本間正義教授(農業経済学)は「TPP対策費を設けるなら、

農地の大規模化や、農家の販売力向上などに充てるべきだ」と指摘する。

 

TPPを機に、補助金などで零細農家も手厚く保護してきた旧来型の農政と決別し、

企業参入を促すなどして、農業を成長産業として再生させる取り組みが急務になっている。

 (データソース:4月27日読売新聞)


■給与労働者にとって

サラリーマン、非正規社員、パートタイム労働者にとっては

労働規制改革、労働移動政策、配偶者控除廃止 等々、

アベノミクスの実行により大きく収入構造が変化します。

 

■農業の面を見る

今回のTPP加盟は、農業従事者には大きな変化をもたらします。

「農業保護」の考え方が変わります。

旧来型農政との決別とは、農業を成長産業に変えること。

「保護」は基本的になくなることになりそうです。

 

■強い日本を創る

アベノミクスが言う「強い日本」とは、イメージでもなんでもありません。

単刀直入に言うと、赤字財政から脱却すること。

そのためには消費税増税を行いつつ、赤字を膨らます政策は止めるということです。

人口減少の時代にあって、日本国の収支をプラスにするための大ナタなのです。

旧態依然とした保護政策を求める人は、

新しい時代に置いていかれる危険性があります。

極論を言えば、自ら変化を受け入れ、変わる覚悟を持つ人のみが

アベノミクスの次のステージに登れるのかもしれません。

 

■この変化に対応する方法はこちら

http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/1798-1798

 

TPP2

労働制度改革、医療費抑制に切り込むアベノミクス

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労働制度改革、医療費抑制の私たちへの影響とは?

 

■安部首相の決意が見える二つの指示

・労働基準法に規制されない新しい働き方

・健康保険組合に数値目標導入

 

4月22日、経済財政諮問会議、産業競争力会議において、

安部首相から大きな指示がなされました。

 

ひとつは、労働制度改革。

硬直した日本の労働制度を再生し、

人口減少社会でも経済を活性化することを目的としています。

 

二つ目は医療費抑制。

社会保障を安定化させるために、

いよいよ医療費抑制政策に切り込む指示をしました。

 

消費税8%の逆風にもかかわらず、

間髪を容れず出された首相の指示にはアベノミクス貫徹の強い意志が見て取れます。

 

確かに、これから毎年人口が80万人以上も減っていく日本を沈没させないためには

生半可な政策では不可能です。

 

ぶれずに実行してほしいものです。

 

ただ、アベノミクスによって強い日本を取り戻すまで、

私たち国民にも様々な影響が降りかかってきます。

 

もう既に、各種公共料金値上げ、年金カット、物価高、 そして消費税アップ……。

そして、配偶者控除廃止、 今回の医療費抑制、労働制度改革。

 

この中にあなたの収入を増やす政策はほとんどありません。

企業収益を上げて給与に還元することだけです。

しかも、中小零細企業にはなかなか順番が回ってこないのです。

 

  ・・・・・・・・

 

日本がどのように変わろうとしているのか、

私たち個人も、自分の責任で しっかり先読みしていかなくては 生き残れない時代になりつつあります。

 

生き残る方法といえば大袈裟ですが、

あなたにも、既にジワジワと負の影響が出てきているのではないでしょうか?

 

転ばぬ先の杖を、しっかり用意しておくことを 真剣に考える時期にきています。

 

■転ばぬ先の杖はこちら

http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/1798-1798

 

■安倍首相 労働制度の見直しを指示「成果で評価される仕組みを」

  (産経ニュース2014.4.22 23:54)

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140422/plc14042223540030-n1.htm

 

■医療費抑制に数値目標 安倍首相「社会保障を安定させる方針を」 経済財政諮問会議

  (産経ニュース2014.4.22 23:47)

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140422/plc14042223470029-n1.htm

 

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340時間余分に働いても手取りが増えない時代がやってきます。

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配偶者控除廃止で何が起きるか?

340時間余分に働いても手取りが増えないカラクリとは

 

3月19日の経済財政諮問会議と産業競争力会議の合同会議で、安倍総理が「女性の就労拡大を抑制している現在の税・社会保障制度の見直しと、働き方に中立的な制度について検討を行ってもらいたい」と、関係閣僚に指示した。

安倍総理の念頭にあるのは、所得税の配偶者控除の廃止と厚生年金の第3号被保険者制度の廃止だと報じられている。

 

そこでまず、配偶者控除を廃止したら、何が起きるのかを検証しよう。

 

103万円の壁」という言葉が、パートタイム労働に関してよく使われる。

主婦がパートタイム労働で年間103万円以上の給与を得ると、本人に所得税が課税されるようになるだけでなく、夫にも配偶者控除が適用されなくなってしまう

だから、パートタイム労働者の多くが年収103万円のところで労働を止めている。

それならば、配偶者控除を廃止してしまえば、主婦パートがもっと働くはずだというのが配偶者控除廃止論者たちの主張だ。

 

確かに配偶者控除がなくなれば、主婦パートは、より長い時間働くようになるだろう。

しかし、それも「130万円の壁」までだ。

 

実はこちらの方がずっと大きな壁だ。

130万円以上の収入を得ると、妻も国民年金保険料と健康保険料を支払わなければならなくなる

年収130万円の場合、国民年金保険料は年間19万3000円、健康保険料は東京都で18万3000円と、合計で37万6000円もの支払い義務が生まれるのだ。

だから、130万円を超える給与収入を得る場合は、よほど長い時間働かないと割が合わない。

 

それでは、配偶者控除を廃止して主婦パートが年収130万円まで働くようになったときに、家計がどのように変化するのか計算してみよう。

 

主婦の年収は103万円から130万円に増加するから額面で27万円増となる。

ところが、主婦には所得税と住民税が課せられる。

その額は4万6000円だ。つまり手取り収入は、22万4000円しか増えない。

しかも配偶者控除が廃止されるから、夫も増税になる。

夫の年収が700万円だったとすると、増税額は所得税と住民税を合わせて10万9000円。

家計全体としてみると、15万5000円の増税だ。

つまり、主婦が余分に働いて稼いだ27万円のうち57%を政府が持って行くというのが、配偶者控除廃止が意味することなのだ。

 

そうしたことが起きるから、配偶者控除と同時に専業主婦が厚生年金保険料を免除される「第3号被保険者制度」も廃止すべきだという主張もなされている。

ただ、そうなると、主婦パートが年収130万円まで働いたときの国民年金と健康保険の負担増は、先に述べたように37万6000円となる。

 

増税分と合わせて、家計の負担増は53万1000円にも達するのだ。

 

27万円余分に稼ぐためには、時給800円として338時間も働かなくてはならない。

それだけ余分に働いても、手取りが26万1000円も減ってしまうのだ。

 

つまり、「これから大きな増税をするから、その増税分をまかなうために女性はもっと働け」というのが、政府が検討を始める女性の社会進出促進策の本質なのだ。

データソース:森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」

 

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■現実には不可能

年間340時間ということは、月28時間強今よりも労働時間を増やすことになります。

限定正社員制度を活用して、企業は個人あたりの労働時間を減らす方向にあります。

ですから、通常の仕事の労働時間をこんなに増やすことは不可能に近いでしょう。

しかも、これだけ働いても、今の収入を維持できるに過ぎないのです。

 

■配偶者控除カットで生活困窮に

  • 事情があって、外での就職が難しい方
  • 定年後、在宅で収入を得たい方
  • 自宅ですぐ収入が欲しい主婦の方
  • 介護などで外で仕事ができない方
このような状況の方を救えるアベノミクスになるのか?待ったなしの議論が始まります。

 

■解決するには、

①通常の仕事以外に高時給の副業をする。

②仕事をストップしても継続収入が入ってくるストックビジネスを持つ。

という収入の方法を持つ以外ありません。

そして、他の人に喜んで頂きながら、拡大できるビジネスでなくては維持できませんね。

 

 

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