若年突然死を招く「高血圧性心不全」
ラポール倶楽部安心アプリサイト「カラダの健康トピックス」より
■自覚症状がない「サイレント・キラー」
大ヒットゲーム「Dの食卓」などで知られる
ゲームクリエーターの飯野賢治さんが昨年2月、
42歳の若さで亡くなられました。
死因は「高血圧性心不全」。
心筋梗塞などを引き起こす危険な心不全の原因となる高血圧は
自覚症状がないため「サイレント・キラー」とも呼ばれ、
患者数は4000万人に達するといわれています。
血圧の上昇した高血圧状態が慢性化すると、
心臓がより大量の血液を送り出さなければならなくなって、
心臓を動かす筋肉(心筋)が肥大化。
心室壁が厚くなります。
肥大が進行すると、
心臓が弱って収縮・拡張する力が失われてゆき、
全身が必要とする血液を十分に送り出すことができなくなる
「心不全」へ移行して危険な状態となります。
■肥満が高血圧の原因に
心不全の中でも危険な「急性心不全」では、
冠動脈から心筋に至る血流が悪化して十分な血液が
供給されなくなる狭心症や心筋梗塞、不整脈などを引き起こします。
それまで症状がなかった人が急に胸が絞めつけられるように
苦しくなって、呼吸困難、起坐呼吸、脈拍急増、血圧低下などの
症状が出現。
ひどい場合は心筋が酸欠状態になって心筋細胞が死滅してしまい、
心停止することもあるので緊急の治療が必要です。
とくにいまのような寒い季節は、
暖房の効いた部屋からトイレやバスルームなどの寒い部屋に
急に移動する際に、ヒートショックで血圧が急上昇し、
急性心不全を発症してしまうので要注意です。
上に述べたような症状が出た場合はすぐに受診してください。
心不全患者の実に50%以上に高血圧が認められるといい、
高血圧性心不全を防ぐには血圧を下げることが一番です。
高血圧の原因となる肥満の解消、減塩、節酒や禁煙などに
加えて、あまりストレスを貯めないようにしてください。
くわえて、薬物療法で肥大してしまった心臓を縮小すること
でも発症リスクが低下します。
今回はアベノミクスからちょっと離れて
ラポール倶楽部安心アプリサイト「カラダの健康トピックス」
からご紹介しました。
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データソース:ラポール倶楽部サイトカラダikiikiメディカル・ケア
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