更新とは?
2015/09/01
アパートなどの賃貸借契約は、
一般的に2年で満了となります。
変わらず住み続けたい場合は、
満了の前に《更新》の手続きを
することになります。
・借主さんの連絡先、勤務先などは
変わっていないか
・同居人の増減はないか
・連帯保証人さんが
更新後も引き受けてくれるか
…などをチェックするのが目的。
あらたな2年契約の日付を記載した
(更新)契約書を交わします。
更新する旨の連絡は、
借主さんから申し出るというよりも
満了の1?3カ月前になると、
不動産会社から確認の通知が来ます。
また、更新する際には、
《更新料》や《更新事務手数料》を
請求されることがあります。
(どんな費用がいくら必要かは、
一番はじめの契約をする時に
必ず説明がありますので確認を)
それぞれ言葉は似ていますが、
まったく意味が異なります。
▼更新料▼
借主さんが大家さんに支払う、
《礼金》のようなもの。
相場は、2年ごと家賃の1?2カ月。
過去に更新料をめぐる裁判があり
2011年・最高裁判決によると、
「1年ごと2カ月」といったような
高すぎる設定でなければ、
更新料は有効だと判断されました。
ちなみに私のいる長野県では、
《更新料》が無いので、
はじめて聞いた当時は驚きました。
▼更新事務手数料▼
借主さんが不動産会社に支払う、
文字どおりの《手数料》です。
相場はおおむね、
10,000円?家賃の0.5カ月分。
不動産会社が契約書を作ったり、
大家さんと書類を取り交わすまでの
労務に対する報酬です。
もし、
上の2つがダブルでかかるとしたら
生活への影響が大きいでしょうね。
ですので、更新のタイミングで、
減額の交渉をしてみるのも
いいかもしれません。
また、賃貸借の更新に合わせて、
《住宅保険》の更新もありますから
これも忘れずに手続きしましょう。