仲介手数料とは?(賃貸)
2015/09/01
≪仲介手数料≫とは、
大家さんと借主さんの間に入って
賃貸借の契約をまとめてくれた
不動産会社に支払う報酬のことです。
≪仲介≫と付きますから、
借主さんが大家さんから直接借りたり
不動産会社自体が≪貸主≫の場合は、
この費用はかかりません。
仲介手数料の金額については、
≪借主さんから家賃0.5カ月+税≫
≪大家さんから家賃0.5カ月+税≫
の合計である≪家賃1カ月+税≫
が、上限だと決まっています。
つまり不動産会社は、
借主さんと大家さんの両方から、
報酬を受け取ることができるのです。
ただし、≪承諾≫がある場合には、
この≪按分≫を変えることもOK!
と、いいますか…
実際の取引の“現場”では、
部屋を借りるお客様が、
≪仲介手数料1カ月+税≫の報酬を
払っていることが多いですね。
この“借主さん100%”の設定は、
部屋探しをしたことがある人なら、
ほとんど知っているでしょう。
大家さん側の力が強かった昔から
続いている慣習とも言えますね。
「借主さんが1カ月を払うのが当然」
という態度の不動産会社もいますが、
本来ならば、
「当社は借主さん側から
1カ月分の報酬をいただきますが
よろしいですね?」
と、承諾を得なければいけません。
ですから、
「仲介手数料は半月分です!」
という宣伝文句があったら、
「基本ルールに則って取引します!」
と言っているのと同じなのです。
でも、いずれの設定にせよ、
もっとも重要だと思うことは……
「その仲介手数料に見合うだけの
サービスを提供できているか?」
という点です。
アフターフォローがしっかりしている
“半額の会社”もあれば、
普通に1カ月分を請求してきて
入金を確認した途端に、
対応が悪くなる会社だってあります。
(担当者さん次第かもしれませんが)
私も不動産会社に勤務する身として、
つねに仲介手数料の意味を考えながら
業務に取り組みたいと思います!