東京ハードナイト 30

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「若い者に命じて、白樺の店主に賭けマージャンを持ちかけさせたのは、この俺だ。そしていかさまでわざと借金をつくらせ、由一を借金の形として差し出すように言い含めた。そうでもしなければ、お前は決して手に入らないからな」

 

堂本が、そう言って由一の足を左右に割る。

 

由一はこの時初めて真実を知ったのだが、まったく驚かなかった。

 

今となっては、怖いものなんて何もなかった。

 

たった数ヶ月の間に、由一は計り知れない経験をしているのだ。

 

普通の人生を送っていたら、きっと体験できない想像を絶するようなことだった。

 

無理やりヤクザの情夫にされ、監禁され、ホストになって見ず知らずのヤクザに攫われ、殺されそうになったのだ。

 

その後は、中国製の媚薬まで試され、快楽がどういうものであるかをたっぷりと教えられたのだ。怒涛のような数ヶ月だった。

 

もう何も怖いものなんて、ない。

 

「怒らないのか?」

 

と、堂本がキスをしながら聞く。

 

由一はキスを受けるために唇を開きながら『いいえ』と答えた。

 

「・・・今さら・・・何を聞かされても驚きませんし、怒ったりしません。それに私は、堂本さんに見初められたこと、今ではとても幸せだと思っています」

 

と、堂本の首に腕を回して目を閉じた由一が言う。

 

堂本は、そんな可愛いことを言う唇を激しいキスで塞いでしまうと、そのまま両足を胸につくほど深く折り曲げた。

 

そしてすでに張り詰めている由一自身を堂本の腹で擦るように、身体を密着させた。

 

「あん・・・・・」

 

すぐに由一の唇からは甘い吐息が漏れる。

 

媚薬入りのボディソープはすっかり洗い流されていたが、快楽に対しての敏感さはまだ失われてはいなかった。

 

それに身体がしっかりと覚えていたのだ。、

 

あの時の、失神してしまうほどの快感を。

 

「堂本さんっ。お願い・・・入れてっ・・・」

 

由一は、腹の間に挟まって透明な先走りを滴らせている分身が、あと少しでイッてしまうと思った。

 

だからそうなる前に、本当に堂本さんのものになりたい。

 

堂本さんと一つになって、堂本さんの分身を身体の中で感じたい。

 

そうすることによって、過去の女性を忘れさせることができるなら、由一は多少傷ついたって構わないと思っていた。

 

由一は、堂本の心の一部がまだ過去の女性に残っていると感じていた。

 

だから、すぐに堂本と結ばれたかったのだ。

 

堂本を、自分だけのものにするために。

 

ああっ。

 

身体の繋がりって、セックスって、こんなにも大切なものだったんだ。

 

好きな相手を自分に振り向かせるための、最終手段なのかもしれない。

 

由一は、心からそう思っていた。

 

「いいのか?つらいぞ?」

 

と、堂本は耳たぶを噛み、引っ張るようにして聞く。

 

「・・・・・はい、いいんですっ。早く・・・堂本さんのものにしてっ。堂本さんに抱かれたい。堂本さんのものになりたいのっ」

 

由一はそう言って、自らの股間を押し付けて腰を振った。

 

すると、分身が擦れてクチャクチャッと淫らな音がしてもっと感じてしまったが、由一は必死だった。

 

堂本が他の人を想っているなんて、絶対に嫌だった。

 

自分だけを見てほしい。

 

自分だけを愛してほしいのだ。

 

「早くっ」

 

由一が叫ぶと、堂本は少し上下に擦り上がり、下半身の位置をずらした。

 

そして、まだ頑なに閉じている蕾に堂本自身を押し当てる。

 

昨日の媚薬の効力がまだ続いているのか、由一の蕾はピクピクッとしていて、閉じたり開いたりを繰り返していた。

 

これなら傷つけることもなく、挿入することができるかもしれない。

 

堂本は心の中でそう思うと、グイッと下半身に力を入れた。

 

ヌプッと、先端が少し蕾の中に入る。

 

「あんっ・・・」

 

由一は少し上ずったような声を上げただけで、苦痛は訴えていなかった。

 

堂本はまだ少し、腰を進めてみる。

 

「ああーんっ」

 

さっきより少しで艶めいた喘ぎ声が上がる。

 

シャワーで流したはずなのだが、中にはまだ媚薬入りのボディソープが残っているのか、由一はまったく苦痛を訴えなかった。

 

堂本もそれを、直に確かめる。

 

中がヌルヌルしていて、まるで女の園のように濡れているのが分かる。

 

媚薬のせいなのか、それとも由一の身体が元々こういう淫らな身体なのか分からなかったが、堂本はこれで遠慮がいらなくなったと、心の中で笑った。

 

「半分ほど・・・入れるぞ」

 

堂本は言葉通りに由一の蕾の中に、グイグイと巨根を押し込んでいく。

 

だが由一の蕾はそんな堂本自身を、どんどんのみ込んでいった。

 

「ああーん・・・入ってくる。大きな蛇が・・・どんどん入ってくるぅぅぅ・・・・・・・」

 

由一は感じるままを口にして、ギュッとシーツを掴んでのけ反った。

 

苦痛は思ったほど感じない。

 

だがものすごい圧迫感が、由一をのけ反らせていた。

 

「まだ・・・入ってくるぅ・・・。蛇が・・・中に・・・ああーん・・・・・」

 

と、堂本の肩に爪を立てて、由一が喘ぐ。

 

爪の先に由一の愛情を感じながら、堂本はもっと深く、根元まで埋まるくらいまで分身を突き刺していく。

 

すると、由一の口からちょっとだけ苦痛を訴える呻き声が上がったが、今にもはちきれそうな分身を弄ってやると、それはすぐに喘ぎ声に変わった。

 

由一の分身はもうヌルヌルしていて、根元まで先走りが滴り、濡れていた。

 

「弄っちゃ・・・だめぇぇ・・・・・」

 

と、由一がきつく瞼を閉じて訴える。

 

だが堂本は、由一自身を巧みに弄りながら腰を揺らしていった。

 

「あん・・・ああーん・・・蛇が動いているぅぅ・・・・・・・」

 

由一の中に、太くて硬い蛇が出入りを繰り返している。

 

由一はその様子を見ることはできなかったが、堂本はじっくりと観察することができた。

 

ヌプヌプと音を立てて、由一の蕾が堂本自身をのみこんでいくさまは、たとえようもないくらい、淫らで美しかった。

 

由一の内部の熱さを感じながら、堂本は何度か腰を動かした。

 

もっともっと、由一のすべてを俺のものにしてしまいたい。