消費税8%後の世界
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消費税8%後の世界
〜賃上げも吹っ飛ばす電気料金のカラクリ〜
毎日新聞も比較的冷静に分析しています。
(10月1日の毎日jpから引用)
見たくない数字もあり、長文になりますが
今のうちにしっかり把握しておいてください。
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「ひと月に1万円近く支出が増えるんですね」。
千葉県内の40代のパート女性は、来年4月から
消費税の支払いがどれだけ増えるか試算してみて驚いた。
会社員の夫、中学生と小学生の子供2人 の4人家族で、 食費や公共料金など消費税がかかる支出は現在、月約33万円。
うち消費税は約1万6000円だが、税率8%へ上がる来年4月には約2万5000円に増える計算だ。
電気代やガソリン代も1年前より上がった。
子供の教育費もかさむ。「負担は大きい」と話す。
生活協同組合パルシステム千葉が
組合員向けに開いている家計簿講座などで講師を務める
ファイ ナンシャルプランナー、辻聡子さんは
「手取り収入が増えず、既に赤字という世帯も多い」と指摘する。
「携帯電話代や保険料などを見直さなければ、いっそう苦しくなりかねません」
負担増は消費増税だけではない。
公的年金は今月分(支給は12月)から、
本来より高い水準で 据え置かれている状態を解消するため1%減額され
2014年4月にも1%、15年4月にも 0.5%下がる。
厚生年金保険料も17年まで毎年アップする。
実際の手取り収入はどうなるのか。
大和総研の是枝俊悟研究員の試算によると
年収500万円の会社員Aさんと専業主婦の妻、
小学生の子供2人の世帯では、
来年4月の消費増税で生じる新たな負担は年約6万7000円。
厚生年金保険料の増加などを加えると
自由に使える「実質可処分所得」は
13年の約419万円から14年には約412万円に減る。
15年10月に予定される
消費税率10%への引き上げが実施されれば
16年には約403万円まで目減りする。
この試算は、
消費税の引き上げ分しか物価が上がらないという前提だが
足元の物価は円安による輸入原材料の高騰などでじわじわと上がり始めている。
是枝氏が今後の景気予測をもとに
16年の物価水準が12年より6%程度上がるとして試算したところ
会社員Aさんの賃金が増えなければ、
実質可処分所得は12年の約423万円から
16年には約393万円に落ち込む。
一方、賃金が定期昇給を含め毎年2%上がれば、
16年時点で約422万円とほぼ横ばい。
3%上がれば、
実質可処分所得は増え続けて16年時点で約437万円となり、
「負担増をはね返し、家計に余裕が生まれる」という。
是枝氏は
「増税後も家計が経済成長を実感できるようにするには、
年率3%の賃上げが必要。
安倍政権がデフレ脱却と賃金上昇の両方を実現できるかが問われる」
と指摘する。
◎http://mainichi.jp/select/news/20131002k0000m020091000c.html
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この記事に「電気代が一年前に比べて上がった」
という記載がありましたが
「更に毎年どんどん上げてもいいよ。」
という経産省令が、既に10月から施行されています。
概略は、今朝(10月3日)の私のFacebookの投稿をご覧ください。
https://www.facebook.com/qpress.arai3
果たして3%の賃金アップで大丈夫でしょうか?
いよいよ、転ばぬ先の杖が必要ですね。
▼ご確認ください。▼