雇用の未来—コンピューター化によって仕事が失われる!

 

あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」

 

AIにとって代わられる確率が90%以上の仕事とは?

AI

「各仕事に必要なスキルはどのようなもので、そのスキルを機械がどれだけ自動化できるのかを、テクノロジーの発展のトレンドを考慮して詳細に調べ上げました。具体的には、コンピューター化の障壁となりうる9つの仕事特性を抽出して—たとえば、手先の器用さ、芸術的な能力、交渉力、説得力など—、702の職種を評価したのです。

これまでロボットはルーチン的な作業しかできないとされてきましたが、ここ10年間におけるロボットの能力向上は目覚ましいものがあります。ロボットが完全に人間の知性を手に入れるにはあと少なくとも50年はかかると言われていますが、その過程で、多くの仕事が機械の脅威にさらされることがわかってきました」

英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授 『雇用の未来—コンピューター化によって仕事は失われるのか』

詳細は、現代ビジネス11月8日版 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40925

 

右図は、「消える、なくなる」可能性の高い主な仕事です。(同記事引用)

いずれもコンピューターに取って代わられる確率は90%以上とか。

 

21世紀当初、「アメリカのトレンドは10年後に日本のトレンドになる。」

と、言われていましたが、テクノロジーの分野ではまさに日本が先進国。

アメリカより、日本にこの危機は早く到来するでしょう。

 

今が正念場のアベノミクスも、この予想を2年前に先取りした形で

第3の矢を打ち出しています。

 

ゾンビ企業退治、労働規制改革など、

アベノミクスはまさにこのオズボーン准教授の論文を先取りしています。

 

第3の矢にはこのほかに、

「立地競争力の強化」「クリーン・経済的なエネルギー需給実現」

「健康長寿社会の実現」「農業輸出拡大・競争力強化」

「科学技術イノベーション・ITの強化」

が謳われています。

 

これらすべてが(第1、第2の矢も含め)、

に21世紀のコンピュータ社会を人間が生き抜くための総合的国家戦略です。

 

絶対に消えない仕事とは?

 

「ロボットやコンピューターは芸術などのクリエイティブな作業には向いていません。となれば、人間は機械にできる仕事は機械に任せて、より高次元でクリエイティブなことに集中できるようになるわけです。人間がそうして新しいスキルや知性を磨くようになれば、これまで以上に輝かしい『クリエイティブ・エコノミー』の時代を切り開いていけるのです」

もちろん、そうした高次元でクリエイティブなスキルを身につけられなければ、失業者に転落するリスクが大きいということでもある。 来たるべきロボット社会で生き残るのは、なかなか容易ではなさそうだ。

 

と、現代ビジネスの記事は結んでいます。

クリエイティブなスキルがなければ、失職の危険性が高いという事。

 

そのためアベノミクスでも、

非正規労働者に対し派遣会社がスキルアップ教育を義務付けています。

 

あなたはコンピュータ時代を渡っていけるクリエイティブスキルを持っていますか?

 

スキルがなくても快適な生活をするために

 

全ての人が、時代に対応できるクリエイティブスキルを持っているわけではありません。

そして、現在の職業も保証されない社会になりつつあります。

 

こんな時代には、年金のように、自分の生活を裏打ちできる継続収入が一層重要になります。

第2、第3の財布・・「転ばぬ先の杖」を持つ重要性がここにあります。

 

■転ばぬ先の杖

在宅収入を得る方法:サクサククラブ

大きな節約と生涯権利収入を同時にゲットする方法:ラポール倶楽部

 

 

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「残業代出てますか?」取引先チェックします

▼データソース:読売新聞 5月8日(木)▼------------

取引先の労働環境を厳しくチェックする取り組みが、大手企業を中心に広がっている。
 
劣悪な環境で従業員を働かせる会社と取引することは、自社の信用も低下させるとの危機感が強まっているためだ。CSR調達と呼ばれる活動の一環だが、海外では、こうした会社との取引が不買運動につながったケースもあり、専門家は「取り組みは今後さらに加速するだろう」と指摘している。
 
 
◆自社の信用を守る狙いも

凸版印刷(東京都千代田区)は今年1月、セクハラ・パワハラ防止や職場の安全対策、適切な賃金の支払いなどを盛り込んだ新しいCSR調達の指針を定め、約3000社の取引先向けに説明会をスタートさせた。「残業代はきちんと割り増しで払っていますか」。説明会では取引先に指針の順守を求め、アンケート調査で課題が見つかれば、取引先に直接出向いて、改善を促すという。
 
取引先に担当者を派遣して実態を確認する同様の取り組みは、ニコン(千代田区)やミズノ(大阪市)、東芝(東京都港区)などでも行われており、富士フイルム(同)は昨年度、取引先がインターネット上で指針の順守状況を自主点検できる新システムを導入した。
 
凸版印刷の山本正己・CSR推進室長は、「最近、海外の取引先から、我が社の労働環境について問い合わせを受けることが多くなり、取り組み強化が必要だと考えた」と話す。
 
企業からの委託で労働のルールなどが守られているかを調査する検査会社グループの「SGSジャパン」(横浜市)には近年、海外を中心に調査依頼が増えており、昨年は日本国内も含めて前年より約1割多い依頼があったという。
 
労働者側もこうした動きを歓迎しており、連合の川島千裕・総合政策局長は「取引先を含めた労働環境の全体的な底上げにつながる。労働環境を守っている企業の製品が選ばれるよう、消費者の意識も高める必要がある」と話している。
 
◆CSR調達=社会問題に関する企業の積極的な活動を指すCSR(Corporate Social Responsibility)の一つ。
 
企業が従業員の労働環境や人権、環境保全などについて行動ルールを定め、そのルールを守る取引先から製品の材料やサービスを調達しようとする取り組み。

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■とは言いつつコストダウン要請も

自社の信用よりコスト競争が重要として消費税アップ後にもかかわらず

下請け企業にコストカット要請をする大企業もまだまだ多いのです。

⇒ http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/?p=1712

 

 

■アベノミクスで残業代がなくなる?

余談ですが、残業代などを規定しない雇用の形が提案されています。

これが「ホワイトカラー・エグゼンプション」です。

時間ではなくて、成果で評価される新たな労働時間制度です。

残業代を払わない制度だ、というような報道のされ方を

する場合がありますが、本来能力の高いホワイトカラーを

長時間労働から解放するための制度とされています。

対象は管理職などの個人で予定を組んで仕事ができるポジションで、

年収800万円超の方々が対象です。

勤務が個人の裁量に委ねられるので働き方の幅が広がる、

残業代込みの年収設定で優秀な社員にはモチベーションの

上がる待遇が期待できることなどがあります。

 

■安心生活のために 

日本がどのような状況になっても、

安心して生活できる方法を持っておく必要があります。

401K制度のように自己責任で自分の年金を創る方法もあります。

ただ、これは一定以上の規模の企業でなければ採用することが困難です。

 

現在の年金制度も、

人口減で支給額は減額、支給開始年齢もさらに引き上げ。という状況です。

 

仕事をリタイヤしても生涯継続する安定収入があれば、

アベノミクスや社会情勢の変化に一喜一憂せずに済みます。

ひと月10万円でも20万円でも年金にプラスできる収入があれば

安心生活が送れますね。

 

あなたがもうリタイヤしていても、外に仕事に出られなくても、

非正規雇用で将来が不安な状況でも、

安心生活を送るための継続収入を持つことができます。

 

それが転ばぬ先の杖です。

⇒ http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/?p=1798

 

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340時間余分に働いても手取りが増えない時代がやってきます。

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配偶者控除廃止で何が起きるか?

340時間余分に働いても手取りが増えないカラクリとは

 

3月19日の経済財政諮問会議と産業競争力会議の合同会議で、安倍総理が「女性の就労拡大を抑制している現在の税・社会保障制度の見直しと、働き方に中立的な制度について検討を行ってもらいたい」と、関係閣僚に指示した。

安倍総理の念頭にあるのは、所得税の配偶者控除の廃止と厚生年金の第3号被保険者制度の廃止だと報じられている。

 

そこでまず、配偶者控除を廃止したら、何が起きるのかを検証しよう。

 

103万円の壁」という言葉が、パートタイム労働に関してよく使われる。

主婦がパートタイム労働で年間103万円以上の給与を得ると、本人に所得税が課税されるようになるだけでなく、夫にも配偶者控除が適用されなくなってしまう

だから、パートタイム労働者の多くが年収103万円のところで労働を止めている。

それならば、配偶者控除を廃止してしまえば、主婦パートがもっと働くはずだというのが配偶者控除廃止論者たちの主張だ。

 

確かに配偶者控除がなくなれば、主婦パートは、より長い時間働くようになるだろう。

しかし、それも「130万円の壁」までだ。

 

実はこちらの方がずっと大きな壁だ。

130万円以上の収入を得ると、妻も国民年金保険料と健康保険料を支払わなければならなくなる

年収130万円の場合、国民年金保険料は年間19万3000円、健康保険料は東京都で18万3000円と、合計で37万6000円もの支払い義務が生まれるのだ。

だから、130万円を超える給与収入を得る場合は、よほど長い時間働かないと割が合わない。

 

それでは、配偶者控除を廃止して主婦パートが年収130万円まで働くようになったときに、家計がどのように変化するのか計算してみよう。

 

主婦の年収は103万円から130万円に増加するから額面で27万円増となる。

ところが、主婦には所得税と住民税が課せられる。

その額は4万6000円だ。つまり手取り収入は、22万4000円しか増えない。

しかも配偶者控除が廃止されるから、夫も増税になる。

夫の年収が700万円だったとすると、増税額は所得税と住民税を合わせて10万9000円。

家計全体としてみると、15万5000円の増税だ。

つまり、主婦が余分に働いて稼いだ27万円のうち57%を政府が持って行くというのが、配偶者控除廃止が意味することなのだ。

 

そうしたことが起きるから、配偶者控除と同時に専業主婦が厚生年金保険料を免除される「第3号被保険者制度」も廃止すべきだという主張もなされている。

ただ、そうなると、主婦パートが年収130万円まで働いたときの国民年金と健康保険の負担増は、先に述べたように37万6000円となる。

 

増税分と合わせて、家計の負担増は53万1000円にも達するのだ。

 

27万円余分に稼ぐためには、時給800円として338時間も働かなくてはならない。

それだけ余分に働いても、手取りが26万1000円も減ってしまうのだ。

 

つまり、「これから大きな増税をするから、その増税分をまかなうために女性はもっと働け」というのが、政府が検討を始める女性の社会進出促進策の本質なのだ。

データソース:森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」

 

 * * * * * * * * * *

 

■現実には不可能

年間340時間ということは、月28時間強今よりも労働時間を増やすことになります。

限定正社員制度を活用して、企業は個人あたりの労働時間を減らす方向にあります。

ですから、通常の仕事の労働時間をこんなに増やすことは不可能に近いでしょう。

しかも、これだけ働いても、今の収入を維持できるに過ぎないのです。

 

■配偶者控除カットで生活困窮に

  • 事情があって、外での就職が難しい方
  • 定年後、在宅で収入を得たい方
  • 自宅ですぐ収入が欲しい主婦の方
  • 介護などで外で仕事ができない方
このような状況の方を救えるアベノミクスになるのか?待ったなしの議論が始まります。

 

■解決するには、

①通常の仕事以外に高時給の副業をする。

②仕事をストップしても継続収入が入ってくるストックビジネスを持つ。

という収入の方法を持つ以外ありません。

そして、他の人に喜んで頂きながら、拡大できるビジネスでなくては維持できませんね。

 

 

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正規雇用の形も変えるアベノミクス・・・あなたは?

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雇用規制改革 第二弾 「限定正社員」制度

~アベノミクスで正規雇用が増える・・・~

 

限定正社員制度が、いよいよ企業に導入され始めました。この制度は私たちにどう影響するのか。

その状況をお知らせする前に、改めて限定正社員制度について再編集してお届けします。

 

 

■第一弾は派遣社員制度改革

先日第一弾として、

派遣社員制度見直し案がいよいよ俎上に乗るというお話をしました。

派遣見直し案を正式決定 労政審専門部会、受け入れ期限撤廃

■第二弾は限定正社員制度

そこで、雇用規制改革第二弾の

「限定正社員」制度について取り上げてみます。

これは昨年6月5日、政府の規制改革会議が、

安倍首相に提出した答申の中で打ち出した新しい雇用のあり方です。

専門性または勤務地を重視して雇用するため「ジョブ型正社員」とも言われます。

 

現在の雇用形態は「正社員」と

「非正規雇用」の2つに大きく分かれますが、

「限定正社員」はほぼその中間に位置します。

 

法律でこれを認めることに「労働者側」

を標榜する人や団体は反対を唱えています。

正社員を解雇しやすくする制度だという理由で。

 

■日本は遅れている

次のコラムが分かりやすく解説しています。

↓↓↓

IBM社員解雇がアベノミクスに与える影響【争点:雇用】
ロイター | ネイサン・レイ

 

アベノミクス第三の矢で、

労働力の流動化が競争力のある業種・業態を作るために必要だと言っています。

 

今の日本の雇用制度では中国はもとより

コラムでも分かるとおり、欧米にも後れを取っています。

 

それは、日本の硬直した雇用制度のために、

大企業だけでなく中小企業までもが、

海外生産にシフトをはじめて

もう20年以上経つという事実からも明らかです。

その理由は、国内雇用で生産ラインを組むことが不可能だからです。

 

さらに、総務系や戦略企画的な仕事も海外流出しています。

海外の安価な労働力や、

優秀かつ流動的な雇用形態に太刀打ちできないからです。

さらに、日本の非正規雇用の賃金は海外のそれよりずっと高いのです。

 

■自分で自分の首を絞めている

はっきり言えば、

今の雇用制度をこのまま継続する限り、

日本人を日本で雇用する事はどんどん困難になっていくのです。

実際、私自身も前職の頃、製造拠点を中国に持つことを検討していました。

漢字圏で教育程度も高く、人件費が1/10でしたので。

 

労働者の30%以上が非正規雇用労働者になる事は

実は分かりきっていたことでした。

1990年代、グローバリゼーションが始まった時に

雇用規制改革に手を打っておくべきでした。

これまでも雇用改革に取組んだ政権はありましたが

実際はことごとく潰されてきたのです。

「選挙」結果を恐れて。

 

「選挙」の心配がないという点では

安倍政権は腰を据えて、アベノミクスに取り組めるでしょう。

ただし、この雇用規制改革については、

特にしっかり国民に説明し理解を得る姿勢が不可欠です。

 

■アベノミクスの全貌

アベノミクスの雇用制度改革は、

女性の活躍推進や若者・高齢者等の活躍推進をもたらすだけでなく、

高度外国人材の活用をも含みます。

 

人口減少の日本において、

人材を高度活用する唯一の方法がアベノミクスです。

この辺の詳しい内容は、後日お知らせいたします。

 

■個人レベルで何をすべきか

アベノミクスの雇用規制改革は始まったばかり。

軌道に乗り、目に見える成果を上げるにはまだまだ時間がかかります。

この間をいかに乗り切るか。

どのような我慢をしなくてはならないか。

消費税アップの先はどうなる?

まだまだ先行き不透明ではありますが、船は動き始めました。

 

この船から落ちずに、乗り続ける方法を身につけなくてはいけません。

 

■自己防衛の必要性

『もし今、リストラにあったら、会社が倒産したら、

 あなたに残っているものは何?

 自らが稼げる力を身につけてほしい…。』

@brushup003さんのツイートです。とても心に残りました。

稼げる力=転ばぬ先の杖です。

 

すなわち、

「今の収入源以外に財布を持つこと。」

「生活程度を下げずに節約すること。」

その具体的な方法を「安心生活」は提供しています。

 

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やっぱり! アベノミクスで「実質賃金」下落か?

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1%- やっぱり!アベノミクスで「実質賃金」下落

 

1月3日(金)15時15分配信 プレジデントの記事をご覧ください。

(先にお断りしておきますが、筆者は日本の再生はアベノミクスを徹底することだと考えます。)

 

 * * * * *

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春闘に向け経団連が加盟企業に賃上げを促し、連合は5年ぶりに1%以上のベースアップを要求。

 

個別企業では、日本電産がベアを表明、トヨタ自動車や日立製作所も前向きと報道された。

 

アベノミクスによる好況ムードと政府からの要請に経営側が配慮して、社員への成果還元につながったと見ていい。

 

ただし、動きそのものは限定的。三菱UFJリサーチ&コンサルティング研究員の尾畠未輝さんは

「一部大手企業ではベアも可能だが、それには売上高だけでなく経常利益の増加も必要。

 

いまは円高効果を享受できる自動車、電機などの輸出型製造業にとどまっている。

 

業績が十分に回復しないなか、賃上げが優先されると、雇用に悪影響が生じかねない」

と懸念する。

 

1990年代後半の金融システム危機以来、日本の賃金は右肩下がりが続いた。

それだけに今回の賃上げは、ビジネスマンにとって久々の明るいニュースである。

 

とはいえ、多くの中小・零細企業には景気回復の実感は薄く、台所事情は依然苦しい。

賃上げの裾野が拡大するためには、他業種での業績向上と消費の持続が不可欠だ。

 

今後、企業が定期昇給だけでなくベアにまで踏み込むには、4月の消費税率引き上げや輸入コスト増など不安材料も少なくない。

 

尾畠さんも「企業がすぐに人件費抑制姿勢を和らげるとは考えにくい」と話す。

そうなると、全業種平均の名目賃金は横ばいで推移。物価は上昇が見込まれるので、実質賃金は押し下げられる結果を招くことになってしまう。

 

* * * * *

 

新年早々の経済記事としてはさびしい限りですね。

 

アベノミクスはインフレターゲットを2%に設定しているのに、

このチャンスに連合は1%以上の給与アップを目指すなどという体たらく。

 

政府がわざわざ給与を上げろと言ってくれているのにもかかわらず・・・。

現実は「賃上げの春」以降、多くの人は次の3パターンに分かれていくでしょう。

 

 

■名目賃金は上がったものの

『アベノミクスで給料が雀の涙ほど上がり喜んでる人は、

インフレと増税で実質賃金が減ってることに気が付いていない可哀そうな人だ。』

という意見があります。

この意見は、いずれにしても賃金が上がることを前提にしています。

 

たとえ実質賃金が下がっても、名目が上がるんだから可哀そうでも何でもない。

アベノミクスが当初から言っていた通りになるだけです。

とりあえず我慢していただきましょう。

 

 

■名目賃金が上がらない

アベノミクスの好景気効果が直接的に及ばない中小企業・零細企業の多くは、

この春の名目賃金はよくて横ばいでしょう。

これもアベノミクスの想定のうちです。

 

消費税アップ、物価アップがじわじわこたえてきますが、

今後のさらなる景気アップによって救われる対象とされています。

 

 

■名目賃金が下がる!

アベノミクス三本目の矢=新たな成長戦略「日本再興戦略-JAPAN is BACK-」

の7つの方針の中に「ゾンビ企業退治と解雇規制」があります。

 

かなり強烈なインパクトがある政策なだけに

一番最後に回されている感がありますが、

「新たな成長戦略=日本再生」のためには必要不可欠の政策です。

 

この政策が登場してくると該当する産業・企業は大幅な構造の変更が迫られます。

 

これについては、

アベノミクスが失敗する?~スタグフレーションへの備え~
http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/?p=1047

知らなきゃダメですよ! 「ゾンビ企業退治」を狙うアベノミクス
http://minnanohiroba.jp/anshinseikatsu/?p=1041

に詳しく述べていますので参考にしてください。

 

とにかくこのジャンルに属している場合は、

・名目賃金が大幅に下がる。

・リストラされる。

・企業自体の存続が危うい。

ということになります。

 

ではどのような企業が該当するのでしょうか?

長くなりましたので、それについては次回に。

 

 

■転ばぬ先の杖

何度も述べていますが、個人が自らを守ることを真剣に考える時です。

「転ばぬ先の杖」とは
「入るを量りて出ずるを制す〔礼記〕」です。

 

すなわち、
「今の収入源以外に財布を持つこと。」
「生活程度を下げずに節約すること。」

 その具体的な方法の一つは、この「安心生活」サイトにあります。

 

 

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