- 2014年04月03日
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「税込1050円→税抜1050円」巧妙な便乗値上げ
4月1日からの消費税率アップに伴い、便乗値上げが疑われるケースが散見されている。
はっきり「値上げ」を打ち出している企業やお店はまだ良いものの、金額の表示をそのままにしながら、ちゃっかり消費者から税率アップ以上の金額を取り立てる手法がある。それが「税抜き」表示だ。
「5%」の「税込み」表示に長く慣れさせられた消費者は、105円や1050円、10500円といった表示に違和感を覚えにくい。
しかし、今回の消費税アップのタイミングに合わせて、昨年10月から「税抜き」表示が認められるようになり、1050円といったおなじみの価格表示を、税抜きの本体価格に設定する業者が増えている。
あたかも税込みと誤認しかねない表示なだけに、消費者は注意が必要だ。
4月2日、いつものように都心の繁華街にランチに出かけた東京都内の男性会社員(40)は、会計時にショックを受けた。
店頭では「1050円」との表示。「価格をすえおいたんだな」と喜んで入店したものの、支払いの段になって「税込みで1134円です」と請求されたのだ。
店頭の1050円という表示は、よく見ると、さりげなく「税抜き」と変えられていた。
税込み1050円が税抜き1050円になるということは、単純に本体価格が50円丸々値上がりしていることになる。その上、消費者は84円の消費税を負担させられるのだ。
男性は「1050円なら、税込みだと思うよね。牛丼の10円20円に一喜一憂するサラリーマンにとって、8%をそのまま乗せられるのはきつい。死活問題ですよ」と憤りを隠せない。
これまで小売の現場では、2004年から消費税を含む「総額」で表示するよう国から義務づけられていた。
消費者にとっては、実際に支払う額が一目でわかるというメリットがあるものの、国の狙いは実際に自分がいくら税を払っているか分かりにくくし、消費税に慣れさせる狙いがあったとされる。
しかし、昨年の10月から総額表示の義務化が解除され、税込の総額で表示しなくてもよくなったのだ。
例えば1000円の商品なら、以前は消費税を含めた1050円と表示しなければならなかった。
しかし、総額表示をしなくてよくなったことで、1000円の商品は、「税抜き1000円」「1000円+税」などといった表示が可能になった。
この措置の背景には、来年も消費税率アップ(8→10%)が予定されていることがある。
小売業者にとって、短期間に何度も値札の張り替えを強いられるのは負担が重い。
だが、税抜きの表示にしておけば、来年にも税率が予定通りアップした場合でも、「1000円+税」といった同じ表示で乗り切れるためだ。
この総額表示の義務の解除は、昨年10月から2017年3月までに限る特例で認められている。
消費者の感覚としては、これまで税込1050円だった商品やサービスが、1080円になるなら、納得せざるを得ない。
しかし、1050円という表示を維持したまま、1134円という何とも半端な価格を徴収することに対しては、「姑息な便乗値上げだ」という憤りの声が上がるのも仕方がないだろう。
この点、消費者庁はどう考えているのか?担当者は「確かに、その類の相談は何件も寄せられていますが、それを一概に便乗値上げだとは言えません」という、少し意外な答えが返ってきた。
「便乗値上げというのは、理由もなく本体価格を上げること。しかし、このところ仕入れ値などコストも上がってきています。要は、もし本体価格も上げているのなら、その理由の説明が必要ということ。消費税率のアップを超える値上げをしておきながら、『消費税アップのため』としか説明しないのは言葉足らずですね」と釘を刺した。
いずれにせよ、アベノミクスの恩恵を実感しにくい一般の消費者にとって、負担ばかりが増すのは厳しい。
消費税アップにかこつけた便乗値上げには、しっかり目を光らせたいところだ。
消費者庁は、便乗値上げ情報・相談窓口(電話03-3507-9196)を設置しており、情報提供を呼びかけている。
(文責・坂本宗之祐)
データソース:http://thepage.jp/detail/20140402-00000017-wordleaf
このような巧妙ともとれる価格アップは別にして、次のような意見もあります。
『もともとベラボウに高い商品が便乗値上げで更に高くなるのは問題だが、もともと安過ぎると思われるようなものは、この際、便乗値上げに踏み切った方がよいと思う。
日本の不況は消費不況だが、もともと安いモノの値段を更に下げたからといって、モノが格別売れるようになるわけではないし、景気が良くなるわけでもない。
消費者の「価格は下がっていくのが当たり前」、生産者の「1度下げた価格は絶対に上げることができない」というような尻すぼみのデフレ根性を見直さない限り、薄利経済にどんどん拍車がかかり、マクロ的な経済状況はますます悪化していくことになるので、もうこの辺で、デフレ教の洗脳から脱した方がよいのかもしれない。』
あなたはどう思いますか?
消費税アップだけでなく、生活するためのさまざまな費用が値上がりしていきます。
自己防衛の手段を持つ必要性がますます高まっています。
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- 2014年03月31日
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消費税を払わないで買い物をする方法
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- 2014年03月25日
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消費増税などに伴う主な教育費への影響
消費増税:学費は非課税
…でも値上げ 習い事も膨らむ負担
毎日新聞 2014年03月21日 23時24分(最終更新 03月22日 02時44分)
消費増税に伴い、教育費にも影響が出るのは必至だ。公立・私立を問わず、保育園や幼稚園から小・中・高校、大学まで授業料や入学金、教科書代などは非課税で、直接の影響はないが、進学塾や音楽教室などの月謝は値上がりする。今春から学費を値上げする私立大も多く、厳しいやりくりを迫られる家庭が増えそうだ。
大手進学塾「東進ハイスクール」を運営するナガセは4月以降も、受講料の税抜き価格を据え置くものの、税率は5%から8%にアップする。1講座(高校生)あたり税抜きでは7万円だが、税込みだと7万3500円から7万5600円に値上がりする。複数科目の受講なら、それだけ負担は大きくなる。
習い事も同様だ。ヤマハが展開するピアノ教室は、一番生徒が多い4〜5歳児クラスのレッスン料を税抜き月6000円で据え置くが、税込みでは6300円から6480円に増える。コナミスポーツ&ライフのスイミングスクールや体操教室も税抜きの基本価格は変えないが、増税分は値上がりする。ファイナンシャルプランナーの豊田真弓氏は「何が子どものためになるか考える良い機会と捉え、数を絞ることも考えるべきだ」と説明する。
少子化で学生獲得競争が激化する私大では、キャンパスや施設の充実などの名目で学費を値上げするケースが多い。学費そのものは消費税非課税だが、施設建設や機材購入など大学の支出は膨らむからだ。
◇慶大は授業料を年間1万〜2万円増
慶応大は今春、全学部で授業料を年間1万〜2万円増額する。値上げは医学部を除き2年連続。入学金や施設設備費などを含めた総額(1年生時)は一番安い文学部など4学部でも、前年度比1万円増の127万円となる。
◇早大は「グローバル教育費」が4年間で13万円増額など
早稲田大は、全学部で「グローバル教育費」として4年間で13万円増額するほか、授業料も政治経済学部で3万円、他の学部も5000〜7000円値上げする。値上げは2006年度から9年連続だ。
これまで値上げを見送ってきた日本大も、14学部中6学部で8〜17年ぶりに初年度納付金を5万〜20万円値上げする。値上げ幅の大きい生物資源科学部の一部学科では約14%増となる計算だ。上智大や中央大、関西大なども値上げに踏み切る。
早大の担当者は「教育環境を一層充実させるため」と説明するが、増税分より値上げ幅が大きい私大もある。豊田氏は「消費増税に伴う大学側の負担を軽減する目的があることは否定できず、便乗値上げの側面もあるのでは」と指摘する。【浜中慎哉】
http://mainichi.jp/graph/2014/03/22/20140322k0000m020102000c/001.html
有名ブランド大だから値上げは可能、というわけではない流れです・・・
遅かれ早かれ、全国の大学に波及することは間違いないでしょう。
少子化の時代、ある意味淘汰が始まるきっかけにもなりそうです。
これも消費税がらみの便乗値上げと言えるでしょう。
アベノミクの負の効果が先行している顕著な例です。
受験競争を乗り越えた矢先、
入学金、授業料、生活費等々の値上げの壁が立ちはだかってきます。
給与にアベノミクス効果が現れるまで、
親の負担はますます重くなっていきそうです。
アベノミクスの本当の効果を私たちが享受できるようになるまでは、
自らを守る必要性はどんどん大きくなっていきます。
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何度も述べていますが、個人が自らを守ることを真剣に考える時です。
「転ばぬ先の杖」とは
「入るを量りて出ずるを制す〔礼記〕」です。
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- 2014年03月22日
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自分年金は必要ですか?
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- 2014年03月14日
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トヨタ、ベア2700円,ダイハツ・スズキ、ゼロ回答、春季労使交渉(日経・1面)
三菱自ベア14年ぶり実施、2000円以上(日経・11面)
2014年03月11日
3月12日の集中回答を前に
2014年の春闘労使交渉が大詰めを迎えているが、
注目のトヨタ自動車はベースアップ(ベア)に相当する
賃金改善について月2700円とする方針を決めた。
約4000人の非正規社員も日給を200円引き上げるという。
きょう(3/11)の各紙が
「東日本大震災3年」の特集記事に次いで、
1面などで大きく取り上げている。
それによると、トヨタの労組要求は月4000円だったが、
「他の主要製造業とのバランスを考慮して
満額回答を避ける判断をしたもの」(朝日)とみられる。
ただ、定期昇給(定昇)に当たる「賃金制度維持分」の
7300円も支給することを決め、
ベアと合わせた月給の昇給分は平均で1万円となる。
読売は「トヨタによると、
年収は主要製造業10社の平均よりも15%高く、
もともと手厚い水準」と伝えている。
一方、軽自動車が絶好調のダイハツ工業とスズキだが、
きょうの日経によると
「事業の先行きが不透明としてゼロ回答とする見通し」
と報じている。
安倍首相の「賃上げ」要請について、
先の中間決算発表の会見でスズキの鈴木修会長は
「軽自動車増税のことで頭がいっぱいで、
『賃上げ』のことを考える余裕もない」
と述べていたことを思い出す。
きょうの朝日には「アベノミクス相次ぐ想定外」として
「消費増税を控え、経済政策のかじ取りは一段と厳しくなっている」
と指摘している。
スズキの「ゼロ回答」は、
「庶民の足」を狙い撃ちした安倍政権に対する
“オサム流の小さな抵抗”のようにも受け取れるが、
それにしても、相変わらず我慢の暮らしから抜け出せない従業員は気の毒だ。
データソース:response.jp 【新聞ウォッチ】番狂わせのアベノミクス、トヨタベア2700円、スズキとダイハツ「ゼロ回答」
スズキのゼロ回答は、
軽自動車税アップを理由にベアを逃れる方便としか聞こえませんが、
大手でもこの春の賃上げでは明暗が分かれます。
先日のNHKクローズアップ現代では、
一次下請け企業、孫・孫々受け企業の状況を
わずかですがレポートしていました。
大企業がベースアップと言っている中で、
下請け企業には製品コストの3%ダウン要請。
応じなければ他の企業に替える。とか・・・
このようなコストダウン要請や、生産量アップ要請のために
数千万円の設備投資をしなくてはならない。
だから従業員の給与アップなどとても考えられない。
そのように言う下請け企業の経営者もいました。
多くの中小零細企業にまでは、
すぐにはアベノミクスのプラス効果は回らないのが現実です。
少なくとも一年間のライムラグがあるでしょう。
労働移動政策も併せて考えると、
まだまだ厳しい状況が続きそうです。
■どうなる私たちの生活?
補正予算5.5兆円の効果は、2014年度後半にならなければ見えてきません。
円安で、ガソリン・ガスなどのライフラインの物価や食料品など生活必需品も上がっています。
4月の消費税アップ後の私たちの生活はかなり大変な様相!
自らのスキルを上げないと生き残れないことになるかも知れません。
■時代が動いている時、自己防衛は必須です
『もし今、リストラにあったら、会社が倒産したら、
あなたに残っているものは何?
自らが稼げる力を身につけてほしい…。』
@brushup003さんのツイートです。とても心に残りました。
稼げる力=転ばぬ先の杖です。
その杖とは、、
「今の収入源以外に財布を持つこと。」
「生活程度を下げずに節約すること。」
その具体的な方法を「安心生活」は提供しています。
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- 2014年03月12日
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消費税率アップで家計の負担はどう変わる?
「手厚いケア」の年金世帯、「対策なし」の単身世帯
消費税増税がいよいよ間近に迫ってきました。
でも、「給与所得控除」の段階的引き下げ、
毎年の「厚生年金保険料」の引き上げなど、
家計の負担増は消費税増税にとどまりません。
では実際に家計にはどのくらいの負担が発生するのでしょうか。
大和総研の試算を基にその実態をみてみると、
年金世帯に手厚いケアがなされている一方で、
単身世帯はほぼノーケアの状態だということが分かりました。
■給付金も控除もなし、
逆進性緩和の措置がない単身世帯
辛いのは、今の時期に600~700万円程度に
年収がアップした単身世帯です。
この収入層のあたりから、
所得税の税率が10%から20%へと一気に上がるため、
その他の税・社会保険料とあわせると、
実質可処分所得は年収の7割程度になります。
結果的に、年収が上がっても手取りが増えないのです。
養う家族もなく、年収600~700万円といえば、
比較的家計に余裕がある世帯です。
とはいえ、年収がアップした感覚がほとんど得られない
のは辛いところ。
これが労働意欲の低下につながらないことを願うばかりです。
■年金減額も負担は軽い年金世帯
国からの手厚いバックアップが受けられるのが年金世帯です。
5年間の実質可処分所得の減少率は4.1%と、
全世帯モデルのなかでもっとも負担が軽くなります。
夫が現役時代に高収入で、
年金収入も多いというような場合を除き、
一般的な“年収240万円の年金夫婦世帯”は、
消費税が増税しても実質可処分所得の変化が緩やかです。
消費税引き上げにともない、
2014年には簡素な給付措置として、
年金生活者一人あたり1万5000円(一世帯あたり3万円)が支給
されますし、2015年からは『年金生活者支援金』の給付も
始まります。
そのため、2016年の時点では、
年金減額分が給付金でほぼ相殺されます。
■賃金上昇率2%で現状維持
上昇率3%でようやく質が改善
アベノミクスによって、
物価が毎年2%ずつ上昇しても、賃金上昇率が年率2%、
つまり毎年2%ずつ給料が上がっていけば、
2012年から2016年までの実質可処分所得はほぼ同額です。
生活が今より苦しくなることはありません。
しかし、それでは増税分をペイできたというだけです。
毎年3%の賃金上昇があってはじめて、
緩やかながらも年々実質可処分所得が増え、
経済成長を感じられるという“あるべき状態”になるのです。
大企業に勤める20代~30代の若い世代は、
多くの企業で2~3%程度の定期昇給は期待できるため、
今回の増税や制度改正もなんとか乗り切れそうです。
一方、一番厳しいのは、40代~50代。
この年代になると、
役職が上がらない限り定期昇給も期待しにくくなります。
ベースアップが行われず、子どもの教育費、
親の介護費等で出費もかさむことを考えれば、
かなりの世帯が貯金を切り崩す状況に陥るかもしれません。
データソース:DIAMOND ONLINE 2014-3-12 「消費税増税2014徹底攻略」
■どうなる私たちの生活?
補正予算5.5兆円の効果は、2014年度後半にならなければ見えてきません。
円安で、ガソリン・ガスなどのライフラインの物価や食料品など生活必需品も上がっている。
4月の消費税アップ後の私たちの生活はかなり大変な様相!
自らのスキルを上げないと生き残れないことになるかも知れません。
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『もし今、リストラにあったら、会社が倒産したら、
あなたに残っているものは何?
自らが稼げる力を身につけてほしい…。』
@brushup003さんのツイートです。とても心に残りました。
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- 2014年02月25日
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これが主役!やはり公共投資主導の安倍政権
10~12月期GDP統計(1次速報)を元に、
予算委員会では丁々発止の議論が交わされている・・・
と言いたいのですが、
「民主党政権の時に比べると給料は上がっているでしょう。」
という決め文句に、なかなか突っ込めない民主党を見ていると
『何だかな~!?』
と思ってしまいます。
実際、安倍首相はかなり苦しい立場なんですが・・・
さて、アベノミクスの成果は?の①②では
①数字からみるほど悪くない。
②足を引っ張っているのは外需。
ということをお話ししました。
ではこの状況で、2014年のアベノミクスの主役は何でしょう?
それはズバリ公共投資。
「内需主導、外需出遅れ」を視野に入れながら手を打っていくことになるでしょう。
実際、竹下内閣以降の各内閣における
GDPおよび主要需要項目の動きを比べると、
第2次安倍内閣は宮澤内閣と並んで、
最も明確に公共投資(公的固定資本形成)を増やしていいます(図表4参照)。
2013年度補正予算で「数値目標」
2月14日、麻生財務大臣は、
6日に成立した2013年度補正予算の執行に当たって、
「数値目標」を導入することを明らかにしました。
具体的には、予算総額5.5兆円のうち、
公共事業などを中心として3.4兆円分の事業を6月末までに7割、
9月末までに9割実施する方針を示しました。
従来、補正予算成立後6ヵ月の公共事業の実施率が
65%であることを踏まえると、
この数値目標はかなりの前倒し運営と言えます。
この点を見ても、
2014年のアベノミクスの主役は「第2の矢」となりそうです。
消費税アップをひと月後の新年度に控えて、
慎重かつ大胆な、効果の高い政策実施を求めるところです。
【データソース:Diamond Online 2014年のアベノミクスの主役は「第2の矢」?】
■私たちの生活はどうなる?
補正予算5.5兆円の効果は、2014年度後半にならなければ見えてきません。
円安で、ガソリン・ガスなどのライフラインの物価や
食料品など生活必需品が上がっているのにもかかわらず、
輸出額も伸び悩むのでは
4月の消費税アップ後の私たちの生活はかなり大変?
になるかも知れません。
■時代が動いている時、自己防衛は必須です
『もし今、リストラにあったら、会社が倒産したら、
あなたに残っているものは何?
自らが稼げる力を身につけてほしい…。』
@brushup003さんのツイートです。とても心に残りました。
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- 2014年02月20日
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GDP予想を大きく下回るも中身はそれほど悪くない。
消費税アップまであとひと月。
その成果によっては4月以降大変な状況に・・・?
現実として、10~12月期の実質GDPは予想を大きく下回わりました。
予算委員会でも民主党がこの点を突っ込もうとしていましたが
いかんせんデータ不足で、
聴いていてもイマイチ概観が掴みにくい状況でした。
では、先日発表された10~12月期GDP統計(1次速報)から
ざっくりと現時点でのアベノミクスの効果をみましょう。
10~12月期の実質GDPは、前期比+0.3%(同年率+1.0%)と
7~9月期に前期比年率+1.1%、4~6月期の同+3.9%から減速していましたが、
10~12月期は同+1.0%ともう一段減速した形になりました。
ただ、10~12月期の日本の景気はGDPが示すほど悪くはありません。
特に内需については、
消費税率引き上げ前の駆け込みや冬季ボーナスの増加などを反映し、
民間最終消費や民間住宅投資が増加しました。
細かな数字は控えますが、
民間設備投資の前期比増加率は+1.3%。
2011年10~12月期(同+1.4%)以来2年ぶりの高さになりました。
民間需要に加えて公的需要も景気を支えました。
公共投資は前期比+2.3%と、
10~12月期は民間需要、公的需要を問わず、
内需がバランスよく増加したと言えます(図1参照)。
【データソース:Diamond Online 2014年のアベノミクスの主役は「第2の矢」?】
さて、次回は円安なのになぜ外需が足を引っ張ったのか?について。
■時代が動いている時、自己防衛は必須です
『もし今、リストラにあったら、会社が倒産したら、
あなたに残っているものは何?
自らが稼げる力を身につけてほしい…。』
@brushup003さんのツイートです。とても心に残りました。
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・円安で生活必需品価格アップ!
・消費税8%は目前!
・年金、医療、福祉、介護等社会保障費の減額
・給与アップの見通しが立たない!
大企業でさえ給与アップには慎重です。
日本の企業は99.7%が中小零細企業ですから
ほとんどの国民が不安を感じています。
ですから、「なんとかしなければ…」と考える方が今大変増えてきました。
なんとかする方法は、次の2つしかありません。
①生活程度を維持しながら「節約」して余裕のある生活設計をする。
②現在の収入(給与)以外に収入の道を作る。
「入るを増やして出るを減らす」です。
これが「転ばぬ先の杖」です。
この、あたり前のことができるかできないかで、
消費税アップ後の生活に大きな違いが出てきます。
ラポール倶楽部では、「転ばぬ先の杖」について
全国の説明会でその具体的な方法をお知らせしています。
東京開催です。
◎2/23(日)【東京】
13:30~ 事業説明会
講師:事業推進部課長 佐々木裕
会場:ハロー貸会議室西新宿
(新宿区西新宿6-12-7 ストーク新宿1F)
TEL:03-5577-9234
消費税増税まであとひと月ほど。
今のうちに「転ばぬ先の杖」の情報をゲットしてください。
↓
https://www.facebook.com/events/241681392681416/
東京近郊の皆さん、「参加する」をクリックしてお知らせ下さい。
参加方法をご連絡いたします。
- 2014年02月13日
- アベノミクス, お知らせ, 安心, 生活, 税金, 節税
- アベノミクス, ラポール倶楽部, 値上げ, 安心, 消費税, 生活
中小事業者を苦境に追いやるかもしれない
「便乗値上げ禁止」
消費税8%になりましたが、
さらに、来年には10%になるかもしれません。
そんなそんな中、政府では
「消費税の円滑かつ適正な転嫁のために」
というパンフレットを作って理解を求めています。
(内閣官房、内閣府、公正取引委員会、消費者庁、財務省)
http://www.mof.go.jp/comprehensive_reform/tenka_pamphlet.pdf
このパンフレットの中で私たちが注目すべき点は
①消費税の転嫁拒否等の行為の是正
②便乗値上げ禁止
でしょう。
①は消費税還元セール禁止のような価格転嫁拒否行為を、
政府一丸となって監視・取り締まる。
と言っています。かなり厳しい表現ですね。
②はどうでしょうか?
消費者の立場から見れば便乗値上げはとんでもない!
ということになりますが、
事業者、特に中小零細事業者の立場からみると、
これはエライことになったと感じる人も多いでしょう。
なぜなら、消費税が3%アップされることは、
品物の総価格が3%上がるだけではすまないからです。
たとえば、次のような場合です。
■設備的コストの発生
増税対策のために事業者が設備改修した場合は、別個に費用負担が発生します。
ポスシステムや自動販売機の設定を変更する費用を国は負担してはくれません。
値札を全て作りかえる費用も自前です。
さらに、事業によっては大幅なシステム修正を迫られる場合もあります。
■事務的コストの発生
会計年度が国の会計年度をまたぐと事務コストが発生します。
会社と国の会計年度が同じならばまだいいのですが、
会社の会計年度は、設立時に決めたものです。
事業者にとっては、事務コストの増大はどこにも転嫁できないことになります。
とくに、今回のように消費税導入決定がぎりぎりまで遅れると
事業者は直前まで対応することができず、
臨時の会計担当者を用意しなければならない場合も発生します。
■実質的な原価率の上昇
仕入れには消費税を支払います。
お客さんが消費税を払ってくれるのは、ものが売れたときです。
従って、運転資金あたり仕入れられる商品が減少します。
これは、実質的に原価率が上昇するのと同じことになります。
さて、「便乗値上げ禁止」ということで、
これらのコストアップの転嫁が全くできないことになると
利益の大幅圧縮に陥るだけでなく、
経営上の危機に繋がることにもなるでしょう。
「さあ困った!」
と嘆いたり慌てたりする前に、もう一度
「消費税の円滑かつ適正な転嫁のために」
を見てみましょう。
「便乗値上げ禁止」の項目の中に、
『ある特定の商品やサービスにつき、他に特段の理由がないにもかかわらず、
本体価格の3%を超える値上げが行われた場合、
その商品やサービスだけを見ると、便乗値上げであるように思われますが、
その事業者が、事業全体として税率変更に見合った適正な転嫁をしていれば、
便乗値上げには当たりません。』
とあります。
「事業全体として税率変更に見合った適正な転嫁」
この部分をどのように解釈するか。ということになります。
慌てる前に、税理士さんや商工会議所などの専門家に相談してみましょう。
税率変更のためにかかったコストが転嫁できるかもしれません。
消費者の立場からみて「便乗値上げ」と思ってしまう価格設定の裏には
実は、深い事情があるのかもしれないことも、知っておく必要があります。
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