健康食品が変わる 規制改革の波紋
- 2014年05月16日
- 健康情報
5月13日午後7時30分から放映された「クローズアップ現代」で放映。
新聞、テレビ、ネットで日々宣伝される“健康食品”を巡って大幅な規制改革が行われようとしている。これまでは原則できなかった体への機能の表示を、メーカーの責任でできるようにするというのだ。狙いは1兆2千億円と言われる市場のさらなる拡大だ。しかし、課題も指摘されている。新制度がモデルとするアメリカでは、市場が急拡大した一方で、科学的根拠が乏しいのに機能を表示した商品が出回り、問題になっているのだ。この春から本格的に始まった規制改革の議論。健康食品の表示のあり方を考える。
一つには、論文によって評価を得たような素材に関しては、かなり踏み込んだ表示ができることが、企業にとっても消費者にとっても、ともにメリットになる。
それと、もう一つは科学的根拠の乏しい健康食品を、市場から締め出すことです。
現在販売されている健康食品の中には、ヒトへの有効性の科学的根拠が乏しいものが少なくありません。しかしそうした商品でも、巧みな宣伝文句によって買われている現実があるのです。
また、20年前、健康食品に機能の表示を認めたアメリカは新たな制度の導入で、20年ほど前8,000億円だった健康食品の市場は4倍に拡大。
その一方で浮かび上がってきたのが制度の欠陥でした。
一昨年(2012年)保健福祉省は、健康食品の表示に関する抜き打ちの調査を行いました。
効果に疑問を感じる消費者の声が高まったからです。
調査したのは、127の健康食品。
どのような根拠で機能をうたっているか論文を調べたところ、ほとんどが科学的裏付けが不十分でした。
ヒトではなく、動物などでの実験結果しかなかった商品。
中には論文ではなく、30年前に大学生が手書きで作ったレポートを根拠としていた商品もありました。
たくさんの問題を抱えていると思われますが、正しい科学的な根拠がある健康食品には表示ができて、消費者が正しい選択できたらいいですネ。
それと、消費者も選択する目を養うことも必要だと考えます。
今後も、見守っていとおもいます。 グルカン坊やからの情報です。