抗生物質は万能なの?

 日本は抗生物質の使いすぎで世界的に有名な国です。これもうがった見方をすれば、抗生物質が病院にとって「儲けのよい薬」であるためかもしれません。

 抗生物質信仰は、1928年のペニシリンの発見から始まったのでしょう。たしかにペニシリンは、それまで不治の病とされていた結核にも劇的な効果を示しました。結核ばかりでなく、さまざまな細菌性の感染症に対してきわめて効果的な薬であることは間違いありません。

 しかし、抗生物質はけっして万能薬ではありません。たとえば、風邪には直接効きません。インフルエンザにも効きません。細菌ではなく、ウィルスが原因だからです。抗生物質が威力を発揮するのは、風邪やインフルエンザがもとで、中耳炎や気管支炎、肺炎など、細菌性の感染症を併発したときだけであり、いくら強い抗生物質を飲んだところで、風邪そのものが治るわけではないのです。

詳しくは、こちらをご参考下さい。
http://www.jomf.or.jp/include/disp_text.html?type=n100&file=2001090103

時には断る勇気も必要では・・・ グルカン坊やからのアドバイスです。